Pretender
76年発表の4作目。レイト・フォー・ザ・スカイと並ぶ、ジャクソン・ブラウンの最高傑作。どれか一枚を人に薦めるなら、レイト・フォー・ザ・スカイだが、どちらが作品的に優れているかと言えば僅差でこちらだろう。質では僅差でも個人的には100倍こちらが好きだが。ヘヴィーな一曲目にびっくりするものの、二曲目では従来通りの大地の土の臭いのする開放感に溢れた曲となる。ローウェル・ジョージのスライドが素晴らしい。三曲目のハープの美しいこと! このアルバムの魅力は曲としてもピークだけど、そのさじ加減というか、アレンジの妙だと思う。曲は全てが感動的。70年代アメリカン・ロックの重要盤の一つ。
Echoes Silence Patience & Grace
The Pretenderの流れを汲んだガツンと激しいアルバムを期待してると、
ちょっと物足りなく感じるかもしれない作品です。
激しさを前面に押し出したオルタナティブロックでは無く、
全体的に押し引きはっきりさせた聴かせるロックアルバムになってます。
前半5曲目までの流れは最高。
激しさと聴かせる魅力に溢れてます。
その中でも圧倒的に#1・The Pretenderが際立ってますけど。笑
対して後半、ちょっとテンポを落とした感じ。
#9でインスト入れたりと、他、聴かせる曲が入ります。
エンディングの#12・Homeのメロディは心に染み入るような曲で、グッと来るものが。
ただ全体的なバランスで言うならOne By Oneの方が良いです。
ボーナストラックの#13・Once & For Allはポップなハードロック、
そして#14・Sedaはしみじみとした曲で、ある意味しっとりとラストを飾るのにふさわしい楽曲です。
The Cars 5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET
もし、あなたが婚活をしていてちょっとイイかもと思っている彼の車にこの5枚組が乗っていたらスグ抱かれなさい、ヤラセなさい、ノリなさい。
その人のセンスは抜群です。
経済観念もできています。
そしてふたりでGOOD TIMES ROLL!
Best of the Pretenders, the/Break Up the Concrete
流石ライノさん!一筋縄では行きませんなぁ〜 '09年リマスターBest あーんど 目下の所 最新作のカップリング。
で、この値段 みーなさん 「即買い」です!えー 又 Best?と、嘆きの諸兄。チッチッチ! 2nd 以降のリマスターが依然として進まぬ中、このRemasterは貴重ですぜ。
んで、#11/15/16は何と 7'バージョン!
以下Disc2の目下の所 最新作" Break Up Concreteの聴き所なんぞをっ!
何とたった12日で録音された本作 プロデュースはPretenders自身。全編に渡って アコギ・ペダルスティールが効果的に使われている非常にアーシーなサウンド。
マラカスにも注意 要!コンセプトはずばり ”英国産 フォークロック”(って クリッシーさんは米国出身で英国へ渡ったんですが・・・ 汗)
#1を聴いた瞬間 正直 違和感を感じた。Voが極端にリバーブ・エコーを切っている為、目を閉じればクリッシーさんがすぐそこで歌っている様な錯覚に陥るのだが、
バックが遥か彼方で演奏している様に感じた。これは#4曲目まで続くが、その音質と相俟って 一歩間違えれば「デモテ」?状態。んー バックとの距離感が非常
に気になる・・・ 狙いが解りませんでしたぁー クリッシーさん! 俺はまだまだ勉強不足っす!
歌詞の中に"Chinese plastic"と出てくるんですが、元旦那 Ray DaviesさんのVietnam Cowboysの中にも"Hamburger in China" と有る。
んー 深読みし過ぎだって? だって過去にクリッシーさんが 名曲Chill Factor の中で " To The Bone " とやれば Ray さんはアンプラグドLive盤のタイトルを"To The Bone"としたもんなぁー あながち唯の偶然とは 思えまへん!
#4はかつてのPreciousの様な早口Voが堪能出来るナンバー。
#5辺りからVoにも通常のリバーブが掛かり 普通の距離感と成る。ペダルスティールを伴った美しいメロディーでクリッシーさんの甘えた声と相俟って、愛らしい女性だなぁ〜と
感じてしまう。 と 同時に どんなにハードな曲をやってもクリッシーさんの歌声には何時も「母性」を凄く感じてしまう。
#6はピアノの響きも美しいフォークロック。#7 不思議な浮遊感を持つ 今までに無かったジャァジィーなナンバー。#9レイドバックしたBlues Rock この曲のみ作者がRobert Kidneyとなっていますが、誰でしょう?未だ詳細解らず。クレジットが 他の曲と同じHynd House Of Hits となっているので、クリッシー人脈だとは思うのですが・・・
#10 Bo Diddleyビートを使った曲ですが、ちょいと捻り有り!#11 感傷的になり過ぎない 落ち付いたバラード Pretendersって良いな〜 としみじみ感じる秋の夜です。
全編 裏ジャケのコンクリートを突き破り咲く花の様な簡素で純朴で有るが故の美しさ!
いえね 根性大根なんて野暮な事は言いませんぜ〜 (古ぅ〜 爆)