白線流し ~二十五歳 ディレクターズカット完全版 [DVD]
白線流しシリーズも大きな局面を迎えました。続編はそれら一つ一つが独立して各世代のテーマを提示しているようにも見えた白線流しですが、一貫したドラマの延長線である事をこの作品ではっきりさせられました。同時に、本編で描かれた様な高校時代の夢や憧れという1つの理想像が、現実社会に流されてしまう悲しさもしっかりと描いてくれました。白線流しを本編から愛して来たファンにとっては、放送当時衝撃的な展開に苦情や不満の声も当然多かったようです。かく言う自分も、本作品であれこれ悩まされた人間の1人です。只、自分の描いていた様な展開と全く異なる方向に動いたから評価が低いという訳ではありません。全体として、これまでのドラマを十分に知っていない視聴者にとっては、各メンバーの物語が余りに散漫で、仲間達の繋がりや絆も見えないまま叙述的な内容に留まってしまった事が一番残念な点です。あくまで1つのドラマですから、視聴者の側から展開を強要することは出来ない訳で、それだからこそ納得出来る形でこの作品のプロットをしっかり組み立てて欲しかったと思います。叙述的な内容に留めて期待を中途半端に裏切るならば、"見たくない現実"より"見たい虚構"を描き続けてくれた方が良かった気がしています。
今秋(2005年秋)、白線流しが完結を迎えるそうで、そこでの展開次第で本作品の意義も大きく変わってくるのでしょうが、残り2時間で描ける白線流しの仲間達の絆は如何ほどのものでしょうか。企画側としては、『北の国から』シリーズのように主人公達の成長に合わせて長くドキュメントして行きたいという意向があったのは各方面のインタビューや記事から明らかだったのが、早々に完結を迎えてしまうという事態に至った背景には、この作品への反響が少なからずあったのではないかと思っています。この作品をどう観るか、どう感じるかは視聴者それぞれに委ねられますが、いずれにしてもこの作品単独で観ても、何らかの結論は得られない様に思います。
空の飛び方
このアルバムは出だしの「たまご」 からユニークで、名曲が沢山入っています。
SPITZの代表曲「空も飛べるはず」、「スパイダー」、「青い車」等のシングルは申し分なく
「恋は夕暮れ」、「不死身のビーナス」、「ラズベリー」等のシングルでも通じそうなアルバム曲も。
全体像ではやはり空も飛べるはずが1番目立つ結果となります(多分)
でも何故か「青い車」が抜きん出ていいんです。
草野氏いわく「青い車がなかったら今のSPITZは無かった」と言う程。
イントロの不思議なメロディは「ロビンソン」を越えると思います。
聞いていて気持ちいいんですよね。爽快というか海岸沿いを車走らせながら聞いたら最高だとおもいます。
「白線流し」を知っていますか―18歳の別れ、旅立ち
岐阜県高山市に実在する高校の、受験・卒業を控えた三年生の姿を追ったドキュメンタリー。純朴で爽やかな彼らの、悩みや色々な思いをありのままに綴った一冊です。すでに大人になった方でも、なぜか懐かしく
切なく青春を思い出させてくれる・・・。そして今の自分を見つめ直せるバイブルのような感じ。同名ドラマの原案ですので、ドラマファンにもぜひ読んで頂きたい。ドラマ誕生話も載っていますよ。
白線流し 十九の春 [DVD]
大人になる一歩手前、いろいろ悩んだりする年頃ですね。大学生だったり、社会人だったり居場所のない人もいるかもしれません。恋をしたり、将来のことで悩んだり微妙な年代。答えはでないかもしれませんが、こんな年齢の人にぜひ見てほしいです。なんとなくもどかしくもあり、純粋な気持ちになれるかもしれません。
BEHIND THE STORIES
私は癒し系のピアノ曲が大好きで、いろいろと聴いてきましたが、
このアルバムは最高の安らぎを与えてくれる作品だと思います。
個人的なイメージですが、岩代さんの曲は星空を連想させます。
夜空に輝く綺麗な星の間をゆったりと流れているような音楽・・・
音響的にもかなりこだわっているようで、クラシックのピアノ曲の
CDよりも広がりのある深い音色になっています。
気持ちが安らぐCDを聴いてみたいなぁ・・・という方に強くお勧めします。