Blackbyrd
と言われているこのアルバムですが、いわゆる“フュージョン”ではないです(つまらない類)。全体的に軽い感じの曲構成になっていますが、バードをはじめとした豪華なメンバー(ウィルントン・フェルダー、チャック・レイニー、ハービー・メイソン、コーネル・デュプリー、ジョー・サンプル等など)だけあって聴き応えのあるビートになってます。強力なリズム隊にからむフルートやキーボードも素晴らしいですが、全体をしめるようなバードのトランペットは秀逸です。ジャズを聞いてみたいけどとっつきにくいという方にぜひお勧めしたいです。ジャンルとしてでなく音楽の一つの形としてのジャズを楽しめると思います。
スカイハイ 1 (ヤングジャンプ・コミックス)
ドラマ先行で存在を知ることになったが、やっぱり原作の方がおもしい。
イズコの死者を見据える目は、感情を一切挟まない公平さを持っているが、魅力的なキャラとして成立してる。
「転生、現世に霊となって残る、一人だけ呪い殺す」
この3つの選択を作ったところが、死してもなお心の資質を試されているような微妙なバランスを生んでいておもしろさを増す。
話は一話完結で、話によっては結末に納得できないものもあるが、イズコがいくつかの名言を残している。
そこには、作者の意図するものがあるような気がする。