宇宙人
美潮さんは最高のヴォイパフォーマーだと思います。それはチャクラから現在に至るまで変わりません。完璧なヴォイスコントロール、リズムの刻みかた…例えば1曲目、こんなに上手く調子っ外れに歌える人を他には知らない。
チャクラやソロアルバムの多くが手に入りにくい状況になっていることはとても不幸なこと。
にほんのうた 第三集
第1集・第2集と比べて圧倒的に新鮮な感覚のアルバムになっています。童謡・唱歌の枠から飛び出しています。最高傑作は山下洋輔のフリージャズ「靴が鳴る」。河合代介(ハモンド・オルガン)と吉田美奈子のゴスペル「早春賦」もスゴイ。小暮晋也のバンジョーと片寄明人のカズーが強烈なカントリー・ソング「花」、BUNのカリンバが効果的なガムラン音楽「うれしいひなまつり」も驚きです。
さてこそ+5
30年近く前の音楽とは思えません!久しぶりにCDで聴いてその新鮮さに腰を抜かしました。何と言っても「You Need Me」…ガムラン・テイストの不思議な音々をバックに美潮のアブナいささやきがオヂサンを久しぶりに惑わします。さらに、おまけのalt.takeがレゲエ風だったのにも驚いた!これを料理したのが細野晴臣だったのでしょうか…「めだか」も「ちょっといたいけどステキ」も相変わらず名曲名演奏だし、オリジナルテイクがやっぱりベストだったことが判ります。J-POPしか知らない若者も聴け!
イン・コンサート [DVD]
いやー、とうとう DVD が出ました!! 1991年に柴メルパルクホールにて、総勢50人超のミュージシャン達が、音の遊び人仙波清彦の指揮の元、ステージにギッチリ詰まって繰り広げる大音楽祭!! 小川美潮はもちろんのこと奥田民生・デーモン小暮・戸川純とゲストも楽しいボーカル陣、キーボードに久米大作、ギターに渡辺香津美、ベースにバカボン鈴木、ドラムスにレイチと村上“ポンタ”秀一と、なんとも豪華なメンバーが、まぁ本当に楽しそうに演奏しています。観て聴いているだけで音楽の「力」というものを感じます。