フィギュア17 つばさ&ヒカル(1) [DVD]
一話の尺が一般的なTVアニメの約2倍という珍しい作品。
物語の舞台は北海道の大自然。内気な少女「つばさ」と、つばさと瓜二つだが性格は真逆の「ヒカル」がある日突然姉妹になり、戦闘形態「フィギュア17」に変身して人知れず地球を守る・・・大まかに述べると、そんな感じの話です。
作品は、どこにでもありそうな日常、誰もが体験したかもしれない学校の風景と、宇宙生物マギュアとの戦いを中心に展開していきます。
アニメはバトルシーンに注目がいってしまいがちですが、この作品のキモは小学校がらみの日常です。大人目線で観れば「こんなことあったな」「こんな奴いたな」と懐かしく、子供目線で観れば飾られていない等身大の登場人物に共感することでしょう。
見所はズバリ登場人物の心の変化です。特に主人公の一人である「つばさ」の精神面での成長過程の魅せ方が素晴らしく、最初は「ヒカル」に頼ってばかりだったり、羨ましく思っていた「つばさ」の心が最終話までにどのように変化していくのか?「つばさ」に感情移入して作品を観ると毎回さわやかな感動と、最終話で涙腺が決壊します。
オープニング主題歌とエンディング主題歌、劇中BGMなどに「THE ALFEE」が参加しています。特にエンディング曲の『Fairy Dance』 が作品にピッタリで、歌詞の意味を噛み締めるように聴いてみてください。いつもと同じエンディングのスタッフロールが、最終話では深い感動に包まれているはずです。
夕方やゴールデンタイムに放送しているバトル中心、関連玩具の販売に特化したアニメを子供は好むと思いますが、物語で魅了するアニメ作品もたまに見せても良いのではないでしょうか。名作!
フィギュア17―つばさ&ヒカル (電撃文庫)
SF話で、主役の暖かい成長話です。
友たちがない、自分を閉じ込めた少女と異星人と出会った、「もう一人の自分」を会いました。
この本のいい所はつばさは何を考えているのを描写しました。アニメのつばさの気持ちを分かるのは難しいと思いました。
アニメにあったアクションシーンは殆ど抜きましたが、この方が良いと思います。なぜなら、この本はつばさの色んな気持ちを描写するのが主です。
この本は涙が出るほど暖かい話が好き人にお薦めます。