特攻サンダーボルト作戦・オリジナル全長版 [DVD]
76年6月、テルアビブ発パリ行き旅客機が、アラブ系テロリストたちにハイジャックされ、ウガンダのエンテべ空港に着陸。ウガンダのアミン大統領は一見中立の立場を装いながら、反イスラエルの立場からテロ活動を庇護、その後、イスラエル軍の奇襲攻撃によりハイジャッカ―たちは射殺、人質たちは奪還された。
中東情勢が緊迫化し、世界中でテロが頻発していた当時、この強硬な救出作戦はテロリストたちへの政治要求に屈せず、強硬手段を以てこれに闘うとの政治的メッセージを伺わせ、アメリカを中心に支持を得たと記憶する。
当然、親イスラエルでユダヤの牙城であるハリウッド資本がこの題材を黙って見過ごす訳もなく、相次いでTVムービーが競作される。
その第1弾が日本では77年正月映画として公開された「エンテべの勝利」だったが、実はこれ元々はスタジオ・ドラマとして製作されたものをフィルムに焼き直した、つまりビデオ撮影したものをブロー・アップして劇場に掛けた粗悪品で、オールスター・キャストとの触れ込みながら、所詮は低予算で撮られたチープな作品であった。そもそも「映画」として公開する事には無理があり、案の定不入りでかつアラブ諸国からの抗議も加わり、早々と打ち切られたハズだ。
これが、日本の配給会社と劇場にとってトラウマになってしまったようで、同年このあおりを受けて、2本の傑作映画が急遽オクラ入りをするという実に不幸な事態を招く。
1本は、御存知ジョン・フランケンハイマーの「ブラック・サンデー」であり、もう1本がアーヴィン・カ―シュナ―による今作である。
「ブラック・サンデー」の公開中止は、パレスチナ解放を支援する過激派からの脅迫(と言われているが、現在は某大手新聞記者がアラブ諸国大使館に働きかけての政治介入であったとの説が有力)に屈しての措置が社会的にも物議を醸した訳だが、今作の方は飽くまで業界の自主規制だった。それだけに、その判断が残念でならないのだ(因みに、今作は後年スプラッシュ公開されている)。
前述通り、今作はTVムービーとして製作されたが、こちらは劇場並みの予算と手間を掛けた事が分かる重厚感。カ―シュナ―は、セミ・ドキュメンタリーな感覚で時間の流れと登場人物の動きを手際良く処理しながら、サスペンス・アクションとしてのシャープな切れ味を感じさせる職人技に、前作「サウス・ダコタの戦い」(乞う、DVD化!)で描いたテイストを踏襲するような、個々の尊厳と生き様をダイナミックに叩きつけたかのような男心をくすぐる演出ぶりで、この後、愛弟子ジョージ・ルーカスに請われて、傑作「スターウォーズ・帝国の逆襲」をモノにしたのもむべなるかな、と思えてくる。
チャールズ・ブロンソン、ピーター・フィンチ、ジェームズ・ウッズ、ヤフェクト・コット―ら俳優陣も強力。アミン役のコット―は実にサマになっていた。
今日では、奪還作戦のみならず、ハイジャック事件自体が、イスラエルによって仕組まれていたとの陰謀説も根強いし、またそこから別の斬り口も出来そうだけど、ここはそんな話は抜きにして、「映画的」に実にオモシロい作品であるとお薦めしたい。
なお、今作はオリジナル全長版とある。東芝映像から以前ビデオリリースされたものからの比較しか出来ないのだが、恐らく事件の経緯とドラマ的な要素が付加されているんじゃないかと思う。
ただ、オリジナルに拘るなら、やはり、タイトル名の原題も、“Operation Thunderbolt”ではなく、本来の“Raid on Enttebe”となるべきではないかと思うのだが、果たしてどうであろうか?
サンダーフォースV
3,4が凄く好きでした。DCの斑鳩やゼロガンナー2ぐらい綺麗な絵だと良いのですが、自分はこの頃の家庭用ハードの汚い3Dの絵が嫌いだったので、(ナイツ、グランディアなど一部を除く)残念な思いをしました。ダライアス外伝があのレベルで移植できているので、無理をせず、それをこえるスプライトの、綺麗な絵のオリジナルシューティングゲームを作って欲しかったですね。
ホーリー・サンダーフォース
3rdからの先行トラックとなる、へヴィでアグレッシブなギターオリエンティッドの佳曲1HOLY THUNDERFORCE。そして3rd収録と同タイトルながらバージョン違いの2DARGOR,SHADOWLORD OF THE BLACK MOUNTAINは8分超のより構成の練られた展開になっています。未収録曲としての価値は高いでしょう3RAGE OF THE WINTER。1stではお気に入りの曲だったので、よりシンフォニック度が増し、コーラスの分厚くなったこの曲は原曲との違いもはっきりとしているので(好き嫌いはあるでしょうが)聴き応えがあります。興味がある方はどうぞ。
サンダーフォースV パーフェクトシステム
実はSEGAにこそ、隠れた名作が多いんじゃないだろうか。
そう思わせた作品がこのサンダーフォースシリーズ。
実際俺がはまったのは3からで、その前はあまり知らないのだが、
3、4ともかなり面白かった。4なんて、横シューティングゲームの中では俺の中でかなり上の方に未だに残っている。
で、この5だが、かなり良く出来ている。このシリーズならではの演出の良さもイイ!!
主人公機体が最後の方で・・・・おっと、これは言えないが、それもカッコイイ!ファンからいえばお馴染みの演出なので、またそこがイイ!
5から初めてする人でも絶対に楽しめる。BGMのカッコ良さも他のゲームより群を抜いています。ラスボスも凄いよ!
デルタ・フォース 俺たちスーパーソルジャー! [DVD]
この作品では州の予備兵に間違われた戦闘素人の主人公たちが
サドの鬼軍曹によりイラクの最前線に派兵されてしまいます。
ひょんなことから部隊と離れ離れになりイラクの砂漠の真ん中に
置き去りにされるが、実はそこはお隣のメキシコだった…
といった感じの話なのですが、呑気な主人公たちは現地のいざこざ
に巻き込まれ、馬鹿をしながら村人を助けていきます。
アメリカではアホ丸出しだった主人公の露骨な成長にはある意味
おもしろかったです(笑)
この海外のいざこざに米軍の一部隊が軍事介入してめでたしめでたし
という構図はまさにあの映画を思い出しましたが、こっちはコメディー色
全開で自分たちでも言ってたくらいなので全然いやらしくなかったです。
色々書きましたが基本的には 超B級 映画なので期待せずに
肩の力を抜いて見ればクスッとは笑えると思いますよ。
自分はこういう映画大好きですけど!