さんかくかん (メガストアコミックス)
この作家さんは全くの初見ですが、表紙の眼鏡の子に誘われて購入。
いわゆる「ジャケ買い」ですが、誘われるがままに買って良かったですw
どの作品も絵は丁寧だし、話も作品ごとに個性があって良かったです。
出てくる女の子は若干年上系が多め?同時に爆乳系が多めですね。
表紙の眼鏡ちゃんが、唯一の貧乳キャラかもしれないです。
今後も注目したい作家さんが、また一人増えました。
ソード・ワールド2.0リプレイ Sweets(1) わがまま魔剣はままならない! (富士見ドラゴン・ブック)
これは面白いリプレイです。藤澤GMが好きな方は買って損はありません。
かつての「ろくごまるに」さんの封仙娘々追宝録の様に、
とある封印を開放すると世界に様々なものが散らばっていく、
それを追いかけていく、というのが本筋の王道ストーリー。
散らばったものは魔剣、それも意思を持つ魔剣、インテリジェンスソードというやつ。
ところが、封仙娘々追宝録の様に、ばら撒かれたのは一癖も二癖もある奴等。
これらの魔剣たちの性格設定が、実に藤澤さんらしい楽しいものになってます。
藤澤の磁場というやつです。
イラストもかわゆくてこちらも花丸。
期待のシリーズです。
ソード・ワールド2.0リプレイSweets(2) はりきり魔剣ははばからない!
自分は、藤澤さんのリプレイを読むのはこのシリーズが初めてで以前からこうなのかはわかりませんが、毎回ダンジョンの仕掛けがほんとに面白い。
シナリオそのものもテンポが良くプレイヤーのノリが良いことも手伝って非常に読みやすいんですが、仕掛けのからくりが明かされる度、「ねーよwww」と突っ込みたくなるぶっ飛んだダンジョンデザインは、TRPGを遊ぶ側の人にも参考になるかと思います。
「魔剣の迷宮」ということにすればどんなムチャクチャな内容もあり得る、というSW2.0の世界設定を生かして、プレイヤー、リプレイの読者、皆を楽しませようとする作者の思いが明確に現れているところじゃないでしょうか。
あとは、GMが用意した展開によってPCの個性が引き出されていくといった感じが強く、GM(とGMが用意したシナリオ)ありきのプレイヤーキャラクターになっている(素の状態の各PCの魅力がちょっと弱いかなという)のが、1巻から通して少し気になるところ。
PCそのものが強烈な個性を持つ作品を好む人は、シナリオのハチャメチャさのわりに何故か物足りない、という感想を抱くかもしれません。
大妹 (メガストアコミックスシリーズ No. 123)
著者の3冊目。
腕がしびれて兄の背中を思うように洗えなくて大きくなりたかった妹『はるか』(表紙)は179センチになっていた。
対する兄はちんまい160センチ。
大願成就。
一直線に攻めまくる妹の想いにタジタジになりながらも二人はキモチを重ねてゆく。
キモチがストレートに出過ぎて脳天気でワガママでさえある妹と、そんな妹の一挙手一投足に心揺られる繊細な兄の対比を、大迫力のえっちシーンに見事に絡めた痛快作『大妹』は全6話と設定資料1頁。
ほか、 グループ内で唯一未経験な女生徒の同クラ男子生徒の告白から秘めていたエロ心が爆発する、処構わず系『修学旅行』は、素直にやりたい気持ちを描けてます。
近所のナカヨシ女子高生(推定)と少年2人の電車内エロドラマ『電車でイタズラ』。
文化祭の打ち上げで出来上がっちゃった女生徒の計画的校内ラブエロ『あおい山脈』は、ラストの計画までオバカだけど微笑ましい限り。
カレシの誕生日にドレスをプレゼントして女装させて野外でしちゃう『女のコ男のコ』は、とにかく可愛いカレシと小悪魔的なカノジョがとてもステキ。
という短編4編も収録。
全作品初めてという設定の割には緊張感がちょっとだけ不足。
短編4編は皆、ヤバめの場所なんだけど、人も来ないし露出的な恥じらいみたいな背徳的なトキメキは薄めです。
それでも充分雰囲気のあるえっちを見せてくれてるだけに、その辺の恥じらいみたいなものがもっと描けるようになればさらに楽しみですね。
ともあれ、ノリ良好なえっちとダイナミックなボディーが抜群で、濃いエロシーンを堪能できる一冊。
爆乳系3編(8話)。ほかはD・E・Gくらい。
全員ミドルティーン。
エロ描写力が思いっきりアップ。抜きネタとしても好評価できる内容に進化しましが、キャラの立ち具合も相変わらずステキでした。
ロリコンサーガ (アクションコミックス)
日本の何処かに鬼の呪いによって住人の女性が皆、幼い少女の姿をしたまま成長しない町が在るという、
これはその町に住む3人の少女(見た目は小学生だが実際は高校生)の愛と嫉妬と友情と不思議な縁の物語である、このインパクトあるタイトルをもつ非現実的な舞台設定の作品を作者は卓越した描写力で説得力ある日常譚に仕上げている、例えばこの表紙を観てほしい、およそ日常的とは呼べない装飾過多な少女達が自分達の住む街の中へかけてゆく様が実に自然に描かれているまるで読者をこの不思議な街へいざなう様に、読者はこの一冊の本で不思議な祭りのはじめから終わりまでを彼女らと共に過ごす事となるのだ、愛らしいキャラクターと伝奇譚、連載作品ではあるが大長編の読みきり作品のような趣、そこにゾンビ映画のティストも加わりなんとも憎めない「まんが」に仕上がっている。
ただ設定が特殊なため、各キャラクターに感情移入した頃に物語が終わってしまい一抹の寂しさも感じるのだが、それも含めて「お祭り」なのだ。