使命と魂のリミット (角川文庫)
ハズレのない作家であるが、この本も引き込まれてしまい、一気に読んでしまった。医者の倫理観が今回の大きなテーマで、自分の子供を間接的に事故死へ追い込んだ人間が患者となり、死亡するリスクもある困難な心臓手術を行うこととなった場合、医者は自分の使命を全うして患者を救うことができるのか、それとも手術の困難さに紛れて未必の故意にしろ患者を死なせたい誘惑に駆られるのかということを主人公であるインターンの女医が全編を通じて探っていく。導入部分でバラバラだったいくつかの伏線がクライマックスへ向けて一本の線に融合していくのは、本当に鮮やかな描写である。
リミッツ・オブ・コントロール スペシャル・エディション [DVD]
自分が偉大だと思う男を、墓場に送れ
想造力、全ての主観的なもの
使えるものは全て使え
ダイヤモンドは、女の親友
携帯は使うな
仕事中は、セックスをしない
現れてくる仲間の中に、裏切りものがいる
あのコは、犠牲になるだろう
自分が偉大だと思う男からは、俺やお前は見えやしない
想像力を使って、ぶっ殺せ