soup(DVD付)
2011年3月の震災にショックを受け、書きためていた曲をボツにして新しく作った曲も多かったとか。そうやって満を持して発表されたこのアルバムは「これぞ尾崎亜美!」という充実ぶり。歌に込めた素朴な思いが胸にしみる1、ライブで盛り上がる2、他のアーティストへの提供曲をセルフカバーした4と6、NHKラジオ深夜便の歌で人気だった7をはじめ名曲揃い。若くして逝ったある人への思いがあふれている10を聞き終わると、また1曲目から聞きたくなること間違いなし。小原礼、林立夫、鈴木茂をはじめとした豪華ミュージシャンの演奏にも注目。BS11の人気音楽番組だった「Musica」での生演奏が収録されたDVD付きで、ファンならずとも尾崎亜美を知りたいという人は是非手に取ってみるべきアルバムとなっています。
尾崎亜美 ベスト・コレクション
1980年〜1992年の期間BEST盤の位置づけですが、多くの曲が新しくアレンジされ、
全体的に、軽めの聞きやすいアルバムになっています。
・SWEET CHRISTMAS SONG
この曲をCDで聴きたいがために、このアルバムを購入したと言っても過言ではありません。
元はアナログシングルの蒼夜曲(セレナーデ)のB面でしたが、
アナログアルバムのAir Kissに非売品シングル盤として付録されたのを最後に
Air KissのCD版では収録されず、お蔵入りになっていた幻の名曲です。
あるWebサイトでSWEET CHRISTMAS SONGのCD化を切にお願いしていたのですが、
その願いが彼女に届いたのかどうか、今回のデジタル化が叶いました。
世の中にある数あるクリスマスソングの中でも、最も楽しく最もホットな気分に
させてくれる秀逸の一品であると思っています。
今回の収録は、オリジナルそのままで手を加えられていないのも嬉しいです。
それにしても、大抵のシンガーは30年前と現在では声質が変わるものですが、
彼女は、ほぼ同じ声質を現在に至るまで保っているのが本当に驚きです。
声だけでなく、容姿も二十代の頃とあまり変わらず若々しいのも不思議ですね。
歌姫~BEST女性ヴォーカリスト~
この春のテレビ番組改編期も「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」「名曲ベストヒット歌謡」など、各局とも懐かしの名曲や昭和歌謡をたっぷり紹介する特番が目立ちました。
毎週やっている「HEY!HEY!HEY!」の名曲コーナーもそうですが、こういうのを見て一緒に歌ってしまうとどうしてもフルで聞きたくなっちゃいますが、そういう時にうってつけの充実ベスト・コンピレーションアルバム。70年代後半から90年代前半までの女性ボーカルの名曲は、ほとんど全部入っていると言っても過言ではない印象です。
過去に出ていた歌姫シリーズの総集編ということで、いくつか単品で持っている身としてはダブってしまう曲もあり、ちょっと迷いましたが、2枚組38曲で3千円ジャスト(1曲当たり78円!)という超お買い得価格につられ、ついポチってしまいました。でも、ボリュームたっぷりで大満足!曲順も緻密に計算されているような気がして、何度リピートしても飽きません!
イノセントワールド (幻冬舎文庫)
私が一番心の残ったのは、精子ドナーの父親に合うところ。
父親が娘への気持ちを淡々と語っているところがすき。
そこ言葉一つ一つが自分に語りかけているような気分になった。
デビュー作とは思えない仕上がりだと思う。