音楽映像の鑑です!おすすめ度
★★★★★
のっけから大文字で大音量で聞くことと言われると何にも言えなくなり、そのままエンディングまで画面から目が離せない、ベーシックなアメリカンミュージックファンには欠かすことのできない作品だと思います。たぶん流行の音楽を追いかけている人にはピンとこないものかなという気がしますが、この作品がスコセッシ監督の一連のルーツミュージック探求のシリーズの偉大なる出発点であったことが改めて証明されることになったのでは、と確信します。本編もさる事ながら特典映像も実に充実した内容になっています。特に撮影の裏話を聞くとこの映画がいかに容易周到に、かつ念密な計画のもとに作られたかがカメラ位置の設定図面などとともにわかる貴重なものです。未発表ジャムセッョンもまさにカメラの限界をしめす映像です。大量のフォトギャラリーにも圧倒という感じです。当日のコンサートがもしコンプリートに撮ってあればぜひともコンサート完全盤DVDなんてものみてみたいですよね。CDではあるのならありそうなのですがロビーが持ってるのか・・なんて想像したくなります。少しずつ心が離れて行くメンバーを見ているとなんともつらい気持ちになりますが、とくにリック・ダンコがシャングリラスタジオでのインタビューで見せる悲しげな表情に胸をうたれます。エネルギーと悲哀の入り混じったこの作品がぜひ次の世代にも残ることを祈ります。
思ったよりおすすめ度
★★★☆☆
なつかしくて買いましたが、歌詞が字幕で出たらよかったのと、インタビューはいらないかなという感じでした。映画的に作る必要は、いらないみたいに思うのですけど・・・・
買うしかない!
おすすめ度 ★★★★★
これが発売されるのを心待ちにしていました
。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
マーティン・スコセッシ監督のこのスタイリッシュなフィルム(1978)には、ザ・バンドの歴史を凝縮させた最後のパフォーマンスと言われているコンサートの映像が入っている(確かに5人組としては最後のパフォーマンスだった)。
スコセッシは後の彼の作品『ハスラー2』や『グッドフェローズ』で見せたのと同じ情熱とタッチで、プレイヤーたちとさまざまなゲストたちを生き生きと映し出している。また彼はインタビュアーとしての才能も発揮しており、特に甘くセクシーなルックスのロビー・ロバートソンのスターとしての器の大きさがしっかりと画面に表れている。
しかし、この作品の目玉はなんと言っても熱狂するレベルの高いファンの前で、ロック界の豪華なゲストたち(ヴァン・モリソン、ジョニ・ミッチェル、ポール・バターフィールド)がかわるがわる登場するステージ・ショーのシーンだろう。(Tom Keogh, Amazon.com)