原作のおすすめ度
★★★★★
ことはまったく知らない。アニメなんだか、マンガなんだか、それすら知らない。ただ、秋山瑞人という作家の名前で買っただけだ。
夏休みのボーイ・ミーツ・ガールの完成形の『イリヤ』もすごかったが、一切人が出てこないのにあれだけ楽しく読める『猫の地球儀』もすごかった。
話を秋山瑞人が考えてないのか(どうかはしらないけれど)、そんなことに違和感を覚えることはない。てゆうか、それで忌避していたら非常にもったない。これもまた傑作である。
平均文章レベルがどうしようもないライトノベル界において、稀有な文章力。たぶん、今まで読んできたラノベ系の作家の中じゃ、この人、文章いちばんうまいんじゃないでしょう。
おすすめ。
いきおいおすすめ度
★★★★★
まず、アニメ見ちゃった人はとまどうでしょう。
キャラクタの正確に。
生き生きと動く主人公たちに。
セリフだけを読み進める方にはオススメしない。
これはアニメやマンガではなく、小説なのだから。
「凄いヤツがいる」おすすめ度
★★★★★
古橋秀之という作家がいる。マンダラ・パンク(と勝手に呼んでいるのは私だけだろうが)の快作『ブラックロッド』などで知られる、ゴリゴリのSF者でバリバリのエンターテインメント野郎だ。この古橋に、あるとき編集者が尋ねた。
「いい新人を知りませんかね」
「いる。凄いヤツがいる」
古橋の紹介で現れた後輩は、確かに凄かった。
それが秋山だ。
よかったです
おすすめ度 ★★★★★
小さい頃に感じたわくわくする気持ちなどの描写がすごく上手くて、登場人物に感情移入しやすかった。人の気持ちを表現するのが上手な人だと思った。