とっても身近な事例で、思わずうなずく事ばかり。 おすすめ度 ★★★★★
居るよね〜こんな人。と思う事例ばかりでたのしめました。
さんざん他人の批判をした後で「でも、もういいの。」と煮え切らない発言をする人。
店内で色々試着しまくって結局何も買わず、レストランで色々お勧めメニューを聞きまくって何も選べない人。
読書好きの人に「なぜ本を読むの?」と聞くと「本に巡り合えなくて後悔するのが嫌だから。」とか言う様な判で押したような答えが返ってくる場合とか。
でも大半の本好きの人は「読みたいから読む。そのジャンルが好きだから読む。表紙が面白そうだから読む。」等の「今日のハヤカワさん」状態な人が多いと思うんだけど。
殆どの話が思わず笑ってしまう話で、漫画だけど軽く読めます。
一番最後にひやっとしたのが「愛されたい病の人」
こういう人は商売人の子供で気がきく子とか、自分に極端に自信がなく自己啓発的な本に触発されて行う様な、痒い所に手が届く親切行為の範疇なら無害の無問題なんだけど、
「愛されたい」と言う欲求が起こす過剰に気が効いた、ともすればくど過ぎて他人の神経を逆なでする程の親切行為を行う事によって、意識的もしくは無意識に人を洗脳し、支配する場合は本当に怖いです。
隙がないほど優しかったり、出会った最初から「何でも相談して。」って言い出し、頼れる朗らかな姉御肌を気取る人とか(この場合の多くは、相手の弱みを握る為の諜報取り調べが主要目的、後に自分に都合のいい人に対してだけ姐御肌行為が行われるようになる)
アメリカ人のウェイターやウェイトレスみたいな過剰なほど気配りと親切行為を行うけど、どこか業務的だし(ぎこちないのではない)、親切行為を行うのも何故か大勢の人の前だけな人は特に怖い。
自分が気に入らない人や自分が洗脳出来なかったに関して陰で悪い噂を流したりしますから。
この本に書かれている「愛されたい病」の子が見せる最後の部分で、相手が「山田病院がいい!」と言っているのに自分の意見を相手に強要する部分とかが本性出てると思う。
「愛されたい病の女の子」に被害に遭った経験者にはひやっとする話です。
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