後世に絶対残る大名作おすすめ度
★★★★★
この話は、映画好きなわたしが見たいろんな映画の中でもベスト3に素で入る名作です。ヒロインのベルは本当に美人でやさしくて、包容力があって、本当に素敵なキャラクターで、野獣も見た目は怖くても、中身は複雑でコンプレックスがあって、でも本当はやさしくて愛嬌もあって、かっこいい人です。悪役は嫌われているみたいですけど、曲りなりにもヒロインが好きなことが伝わるし、私はけっこう好きです。そんな3人と脇をかためる脇役もコミカルでそれぞれ個性があっていい感じです。
そんな魅力のあるキャラクターもこの話の魅力のひとつですが、それだけじゃなくて、音楽もどれも聴いていたいようないい曲だし、(私はBe Our GuestとBeauty and the Beastと、ブロードウェイ版の我が家とかBeastのソロ曲、そして最後のHome Repriseがすきですv)ストーリーも泣けます。そして、そのストーリーには私たち人類への普遍的なメッセージがふくまれています。その魅力解説をDisk2でBeauty and the Beastのスタッフたちがしているのですが、ああ、なるほどって思えます。
この話は見ていると素でほのぼのしたり(愛のめばえのシーンなど)、わくわくしたり(Be Our Guest)、泣いたり(いろいろ)、とにかく本当に感動しました。
私はディズニーの作品は大好きだし、ディズニーは後世にも20世紀の文化史としてメジャーな感じに残ると思いますけど、その代表作品として残る名作になるはずです。仮にディズニーが残らなくても、この美女と野獣は残るかもっていきおいです。ぜひ見てください。感動します。
ベルの顔の再現は難しい?
おすすめ度 ★★★★☆
オリジナルは文句のつけようなくすばらしい作品ですが、
スペシャルリミテッドエディションは矛盾部分を修正したとはいえ
「人間に戻りたい」の部分の色合いや画質、キャラクターの顔の違いは隠せません。
特に一番目立つのがベルの顔の違いです。
少ししか登場しないとはいえ、ヒロインですから目立ちます。
他のサイドストーリービデオでもまったく違う顔になってしまっていますが
彼女の顔の再現は難しいのでしょうか?
多大な貢献をしたハワード・アシュマンに感謝と敬意を表しての
スペシャルリミテッドエディションだと思いますが、
わたしはオリジナルのほうがいいと思います。
「人間に戻りたい」を載せたいのであれば、映像特典で
ブロードウェイのミュージカル版をつけたほうが良かったです。
概要
村に住む美しい娘ベルは、父の代わりに恐ろしき野獣の姿をした男の家に幽閉されるはめに。やがてベルの優しさに野獣のかたくなな心も和らいでいく。実は誰かが野獣を愛してくれない限り、彼をはじめ家来たちの魔法はとけないのだが…。
ディズニー長編アニメーション映画30本目にして、アカデミー賞最優秀オリジナル作曲賞&主題歌賞を受賞、さらには作品賞にもノミネートされるという快挙を成し遂げた、ミュージカルとユーモア、そしてヒューマニズムとダイナミズムなどなど、エンタテインメントに必要不可欠な要素が見事にバランスよく混在した傑作。今回は、初公開版でカットされていた楽曲を復活させて、2001年1月1日に全世界のアイマックスシアターで一斉公開された“スペシャル・リミテッド・エディション”としてのお目見えとなる。(的田也寸志)