よく知られているように、渡哲也最後の日活映画。この作品の公開直後日活はロマンポルノ路線に転向したこともあり、「海と青春の日活映画」としては終焉を飾る作品。大団円で新宿日活が使われているのが象徴的。日活映画かつ小沢啓一作品としては、2、3年前の「無頼シリーズ」にはあったような丁寧な作り方ではなく、かなり荒っぽい演出に思えるのは、断末魔の会社の雰囲気の現れか?この荒っぽさが索漠たるヤクザ社会を映すのに似つかわしいとも言えるが。丁寧で細かな演出で鳴る日活作品の良質さに馴染んでいる者には、この意味でも寂しさを感じる作品。
このDVD。画質がかなり悪い。素人がVHSからDVDに録画した時と変わらないほど画質が荒い。せっかく美術が木村威夫なのに、その良さがこれでは全く分からない。発売元が「オフィスワイケー」とあって、提供が「日活株式会社」となっているので、違法なものではないようだが。でも、日活さん。渡さん最後の日活映画がこんな荒い質感のまま世の中に出回っていていいのでしょうか?パッケージの写真も本作でないものが使われていますよ。まずいでしょ。
関東破門状 NYK-816 [DVD] 関連情報
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