医者はなぜ、乳がんの「予防法」を教えないのか
本書のような癌予防が人口に膾炙することは、医師にとっては困りものでもある。
予防で患者差応数が減るうえに、高価なマンモグラフィーの機械の減価償却ができないうちから、その有効性が否定され、抗癌剤の危険性と有効率の低さが知れ渡ると、利益を得る機会が失われることになるからだ。
これは癌だけに限らず、あらゆる疾患に言える。
私は医業者だが、医療に金を払う消費行動は、不幸を取り除く消費で、できる限り少ない方が良いと考え、患者さんもそれに同意する。
しかし、それには自らが知識を得て、生活習慣を改善し、事故防衛せねば、いくら院で有効な情報を流しても、やってもらわねば何にもならないのだ。
早期発見早期治療が、死亡率を下げるなどという神話はデータから否定されているし、逆にQOLを下げることも医師は分かっている。
しかし、余程性根の座った開業医でなければ、そんなことを患者さんに広めれば、飯の食い上げにも繋がることから、正しい情報を進んで流そうとはしない。
長寿時代に於いて、癌は付き合っていかねばならぬ病であり、だからこそ無駄に癌を引き起こすようなことも、本書など少数の声から読み取って、できる限り避けるべきである。
乳癌は、卵胞ホルモンであるエストロゲンに、身体がどのくらいの時間晒され、乳房細胞の分裂回数が多くなることでリスクが高まる。
そのリスクを下げるために、子どもの頃から活発に運動を行い、初潮年齢を上げ、その継続と動物性脂肪・蛋白質の摂取を少なく、食物繊維・抗酸化食品・ビタミン・ミネラルを豊富に摂り、健全な体重を維持し、早く閉経を迎えることだと本書は指摘する。
それは、心臓病・糖尿病・関節炎などのリスクも下げる。
ピルの使用は、本書の書かれた米ほど普及してはいないが、これも止めた方が良い。
マンモグラフィーについては、放射線被曝のリスク、乳房への強い圧迫で癌細胞を拡散させてしまうリスク、乳腺密度が高ければ、全体が白く染まって、同じく白い癌を見つけることは困難であることが示され、定期的な自分での触診、超音波検査、透光赤外線スキャン、サーモグラフィーといった害の少ない検査法が提示される。
著者は、「知ることが力になる」とするが、訳者があとがきで書く、予防でなく無用な検査や抗癌剤などに費やされ、肝心な予防に集めた金が回らず、それが商売上のテクニックとして使われているピンクリボン運動についても、後々「騙された」と言わないように、何が事実なのかを探り、知り、実行するしかないのだ。
R-1ぐらんぷり2006 [DVD]
とうとうDVD化されたR-1ぐらんぷり。
DISC-1を観た時点では正直
質、量ともに物足りなかったのですが
DISC-2は圧巻です。M-1のDVDは準決勝者の
ネタはダイジェスト版でイマイチですが、
R-1は半数以上の全ネタが収録されています。
(上手く編集しているのかもしれませんが)
また、あくまでも私の主観ですが
決勝進出者より明らかに面白い芸人が
何人もいらっしゃいました。
DISC-2だけでも元は取れてると思います。
R-1ぐらんぷり2009[DVD]
このR-1ぐらんぷりシリーズは今まで見たことがなかったので楽しみに見たのだが、ネタ自体がみなTVその他で「お馴染み」のものばっかりなんだよね・・・夙川アトムの「業界用語ネタ」とか岸学の「ジャックバウアーネタ」などは容易に想像が付くのだが、大好きなバカリズムやあべこうじにしても「お馴染み」というか「鉄板ネタ」というか・・・見たことあるんだよね。ま、ただ、それぞれのクォリティーは非常に高いので、彼らのネタが好きな人にはお勧めの作品だ。とても楽しめる作品ではあるが、以上の様な理由と、M1と比べると何だか「華やかさに欠ける」感じがしたのでここは敢えて☆三つとした。