NHK大河ドラマ 北条時宗 総集編 DVD-BOX
元寇の時宗。明治維新の大久保利通。大東亜戦争を終わらせた昭和天皇。
国難を救った英雄としてこの三人に勝る者なし。
大河ドラマは格調高くなければならない。史上最低の大河ドラマ「江」を
見てつくづくそう思う。大河ドラマにコントは必要ない。そんなものは
志村けんに任せておけば良いのだ。
日本史上四度目の国難と言っていい東日本大震災。
この一大事にあろうことか史上最低の総理の呼び声高いスッカラ管チョクトが
この国の指導者なのだ。
いや、もう一人史上最低の総理がいた。阪神淡路大震災の村山富市だ。
地震が起きたのが午前5時46分。なんとこの男何処の国の災害とばかり平然と
昼飯を食っていたのだ。「こんな所で食事なんかしてて良いんですか」と言われ
初めて自分が総理だと気付いたらしい。
元寇の時の指導者が時宗で良かった。もし村山だったらこの国はとっくにないであろう。
北条時宗と蒙古襲来―時代・世界・個人を読む (NHKブックス)
毎年、次の年の大河ドラマが決まると、秋頃から、わあーと出版される大河尾ドラマ関連本。それこそ雨後の筍でんな。しかも、大抵は新し味もなんもない、まあーよう出しまんなっていうのばっか。ふつうの歴史ファンは、それこそあんまり手にとらないんではないかと思いますが、今年は違いましたね。時宗ちゅうんで、やっぱり、どばーと出てきたけど、その後、1月になって、ひょこっと村井章介先生が出しはったんが、これがすごい。さすがは東大の先生やね、出てくる史料が違うわ、解釈が違うわ。危機管理やら、蒙古との対決やら、そんなんは、まあ、出てけえへん。あくまで正統に、正統すぎるくらい正統に、時宗を読んでいかはる。生真面目すぎるかもしらんけど、こんな本、ほかにはちょっとないんとちゃうかいな。まっとうな歴史好きやったら、ドラマ本やからと敬遠せんで、是非とも読んで欲しい。安達泰盛なんか、柳葉さんには悪いけど、大河ドラマとは全然違う人物やゆうことが分かるから、絶対読んで損はせえへん。保証します。
北条時宗 (前編) (NHK大河ドラマ・ストーリー)
渡辺謙さんファン視点では謙さんが演じた主人公北条時宗の父・
北条時頼の息子へのスパルタ教育&得宗家独裁っぷり&鬼気迫る
芝居が記憶に新しい大河ドラマ『北条時宗』の大河ドラマストーリー
ブック。P3に渡る写真満載のキャスト紹介、インタビューは嬉しく、
作品に想いを馳せて、縁の地巡りしたい時にはガイド本にもなったり、
歴史の勉強にも役立ち(その昔、大学入試で絶対出題者は大河ドラマ
フリークだったに違いない!と思わせる出題がありましたw)そして
前半の台本を元にノベライズ化された読み物も掲載されています。
柳葉敏郎さん、吹越満さんとは『北の零年』つながり、浅野温子さん
とは『天と地と』で叶わなかった夢の共演が叶い、他にも渡部篤郎さん、
北村一輝さん、池畑慎之介さん、篠原涼子さん、ともさかりえさん、
牧瀬里穂さん、川崎麻世さん、平幹二朗さん、北大路欣也さんなどなど
さすが大河!な豪華キャスト紹介も見もの。放送をご覧になった方は
もちろん、未見の方も是非想いを馳せて頂きたい大河ドラマストーリーブック。
時宗 巻の壱 乱星 (講談社文庫)
発売当時に読んで以来、約10年ぶりに読み直してみました。
やはり北条一族が大勢でてくるので登場人物が多くて混乱します。まぁそれは作者のせいではないですが。。。
当時の征夷代将軍だった九条頼経の存在感や、三浦一族など、北条家の独裁かと思いきや意外にそうでもなかったんだなぁというのがよくわかります。
1巻の主人公は北条時頼ですが、大河ドラマでの配役である渡辺謙でそのまま置き換えてイメージできちゃいますね。
時宗 巻の四 戦星 (講談社文庫)
<巻の4>では、2度の襲来の様子が描かれている。
私がこの巻で注目したいのは、なんと言っても1度目の襲来から2度目の襲来の間の、時輔の大都での諜報活動である。鎌倉幕府に斬られた杜世中の家族に取り入ることから始めて、再度の襲来を画策するクビライに対する情報操作を成功させる。
ここで、あのマルコ・ポーロまでが登場するのだから、本当に面白いが、それは皆さんが実際に読んでお確かめください。
ただ、ひとつだけ欠点を挙げるとすれば、戦場の描写部分が長すぎること。迫力満点のまま、延々と続くので、おなかいっぱいを通り越して疲れてしまう。
よって、星4つです。