アイツの大本命3
毎回大爆笑させてくれる稀有なBLCDで、キャスティングや演出は相変わらず素晴らしく、さすがは阿部さん(この道でわりと有名な名演出家)安心して笑わせてもらえます。ですが、何と今回コミックスのact9と10がはしょられてしまっていたのです〜!ここまで忠実に再現してあっただけに、残念でなりません(T_T)特にact9の牧村は傑作なので、ぜっひ吉野さんに演じていただきたかった…! まあCD的には新キャラの西田君を出しーの、山中ととらちんの話も入れーのしたかったから、削らざるを得なかったかもしれませんが★ このCDのおもしろいところは、美形ばかりでもなく、男性ばかりでもないところにミョーにリアリティーがあるからでは?と思っているのですが。 とにかく好きなエピソードが削られてしまったことで減点してしまいましたが、ドラマ自体はこんなに肩肘張らずに聴けるCDも珍しいほど楽しめました。 コミックスと巻数がずれてもいいから次巻は削られたエピソードをちゃんと入れてほしいと思います。
荒城の月のすべて
「荒城の月」には、いろいろなアレンジがあるとは何となく思っていたが、何よりも重要なアレンジが山田耕筰によるものだということ・・・私は、そのことを海老沢敏著「瀧廉太郎−夭折の響き」(岩波新書)で読んでいたのであるが・・・そのことを、このCDの20件の演奏から思い知った。確かに、添付された原曲の楽譜を見ると、第2小節の8分音符のひとつに♯が着いている。それに対し、山田耕筰編のそこには♯がない。さらに、原曲はロ短調、アンダンテで8小節からなっているが、山田編ではニ短調、レント・ドロローソ・エ・カンタービレで16小節、したがって前者は8分音符が基本のところ、後者は4分音符が基本となっている。
このCDに収録された20件の内、瀧に縁の深い竹田市の児童合唱団の合唱とスコーピオンズのハードロックの2件のみが瀧廉太郎の原曲に基づいている。他は、山田耕筰編曲のものである。我々が何気なく歌うとき、それは多分、山田編のそれであることが多いのではなかろうか。いずれにせよ、この曲が日本人の心をとらえる名曲であることには違いない。
私は、この曲をはじめ、瀧の曲のほとんどが、日本的な情感を西洋音楽の枠組みに、この上ないほどうまく取り込んでいると思う。上記の♯も、瀧のその辺りを山田との対比で示しているのではなかろうか。しかし、その正否はともかくとして、彼の力量をもってすれば、更に、日本古来の、それも特に民衆の歌の伝統を、東西の違いを超えて現代の、あるいは未来まで生きる音楽として我々の前に現してくれたのではないか、と思うのである。このCDを聞いた後、私はそんなことをまじめに考えている。
何はともあれ、まずは、このCDでバラエティに富んだ演奏を楽しんでみよう。
クイック・ジャパン87
何処まで伸びてゆくのだろうか?
とてもたのしみな女の子達だ。しかし、これをプロデューサーの名誉になって
いるのかとおもうと、不安も無いわけではない。
出ては消えるシンガーが多い中実力を持っているとは全
面肯定するのは危険だ。
だが、この不況にめげない企画をもっているからここまで売れているのだろう。
彼女達の360度対応する音楽力はすばらしいと思う。
これから見守りたいグループであるのは確かだ。
皆様もこれからのseason「クイック。ジャパン87」でのりのりで行ってみましょうか。これを見れば総てがわかるかもしれません。
推薦いたします。
武満徹 ギター作品集成
村治佳織さんのアルバム、Transformationで彼女が演奏する武満徹編曲の「ギターのための12の歌」うちの6曲を聴き、12曲全部を聴きたくなり、このCDを見つけました。
”収録時間の都合上、「ギターのための12の歌」はリピートの省略等を行い演奏しています。ご了承ください”とあった。こちらはこの曲を聴きたいがためにCDを購入したので、なんだかなぁ~、と思います。
当初私の再生環境では、低音も高音も思いっきりひずんでしまい、聴くに堪えませんでした。あくまで私の小さいスピーカーがプアだったということに他ならなかったのだが、あまり好きな録音状態ではないですね。ヘッドフォンを持ち出すと歪みは気にならならなくなりましたが、今度はノイズが気になるようになりましたね。再生環境を選ぶCDかなと思います。