ワルキューレワールド カラー設定イラスト画集「LEGEND」
私には未見の絵が多くて面白かった画集でした。『ワルキューレの伝説』はゲーム中の主なイメージのみで、個人的にはおまけって感じです。
収録されている内容については既に他の方が書いておりますので、私は敢えて『収録されていない内容』を挙げてみます。ファミコン版初代『冒険・時の鍵伝説』関連は一切収録されていません。アーケード版『伝説』細かい設定資料、パッケージイラスト、小説版、PCエンジン版の資料、ゲーメストのムック・ギャルズアイランドやグッズに使われた絵、CD特典冊子に掲載されていた絵などなど。キリがないのでこの辺で……。PCエンジン版のみに登場するブラックワルキューレは降誕のドゥンケルの元ネタと思われるのでまた絵が見たかったですね。オーケストラCDに収録されていた冊子のイラストや、小説版の挿絵も素晴らしいのですが、今は入手困難。そこらへん収録されていないのが個人的に残念でしたが、まあ仕方ないのでしょう。ワルキューレシリーズの積み重ねられた歴史の全てを収録しようとしたら、倍以上の厚さになってしまいますからね。
サンドラが可愛いから星5つあげちゃう(笑)
ワルキューレの栄光(1) (BLADE COMICS)
ストーリーの原作は「ワルキューレの冒険」から。
ただし本書の後書きの解説にもあるとおり、「SFCサンドラの冒険」と「PSナムコアンソロジー2のアレンジ版」を元にしている。
未プレイの方は、ストーリーの展開にとまどうかもしれないが、間違いなく公式ストーリーである。
読後に、これらのゲームをプレイされると、よりストーリーに深みが増すこと請け合いである。
ついに、宿敵「ゾウナ」が登場。
ストーリーも待ちに待った「時の鍵伝説」
今回は、今まで語られなかった「なぜ時の鍵が抜かれたのか?」というテーマがある。
前述のゲームでも語られなかった、物語の発端と核心である。
今までは「死をおそれた男が・・・・・」と言う理由しか書かれていなかった。
実際にゲームする上では、さして考えもしなかった部分だ。
たぶん、自分かわいさで暴走したやつなんだろうなぁと誰もが勝手に想像していた部分だ。
だが、違うのだ!
その答えは、本書にあるとおり。
悲しくも哀れな青年の想いによるモノだったのだ。
もう一人の主人公と言っても良いだろう。
人の心の闇につけ込む、ゾウナのキャラはぞくぞくするほど。
精神面も物理面もじわじわと「侵略」されていくマーベルランド。
人々は、魔物たちになすすべもなく屈するだけだった。
希望はないのか?
閉じてしまった時の輪の中で、人は永遠に苦しまねばならないのだろうか?
青空を見上げれば、再び緑の鎧を身にまとった若き女神が見える。
ワルキューレの栄光の物語が今幕を開けるのだ。
Super1500 ワルキューレの伝説
当方、XPのPCで起動を試みましたが、一台のPCでは順調に起動したものの、もう一台のPCでは色などがよく反映されず、挙句起動後すぐに強制終了と言う有様でした。互換モードを使用しましたが、あまり関係はないようです。
ワルキューレの栄光 2 (BLADE COMICS)
ナムコを代表するキャラクターであろうワルキューレが主人公の漫画。
作者はもちろん冨士宏氏です。
氏の描くワルキューレは、強く、美しく、真っ直ぐで、凛々しい。
金髪緑眼の戦乙女の活躍は、見ているだけで胸が躍ります。僕のようなナムコ好きなら尚の事でしょう。
今作は「ワルキューレの冒険」を下敷きとした物語となっており、ファミコンをプレイした事のある方ならばスムーズに物語に入り込めると思います。
ゾウナとの対決。そして、時の鍵を抜いた男の結末。
この第二巻で物語は完結ですが、またどこかで、真っ直ぐに語りかけてくるワルキューレに会いたいものです。
ナムコアンソロジー2
収録作品は
・パックアタック
(国内作品「コスモギャング ザ パズル」が元)
・ワルキューレの冒険
・ナムコクラシック2
・キングオブキングス
・以上4作品のアレンジ版
といったもの。
ワルキューレのアレンジの力の入れようは半端ないが、ほかの作品は原作に忠実でいまいち華がない感じ…。
ワルキューレファンには価値を見出だせる…かな?