鉄砲玉の美学~中島貞夫の世界
思いの熱さとおなじくらいの哀切が深いところで響いています。若者たちが生きることに必死だったあの時代……今だからよくわかります。野坂昭如「マリリン・モンロー・ノー・リターン」、梶芽衣子「ジーンズぶるうす」、粟津號「人体改造」は70年代の象徴ですね。
昭和天皇の妹君―謎につつまれた悲劇の皇女 (文春文庫)
皇室ジャーナリストとして著名な著者が各界から浴びせられるであろう
誤解や妨害を恐れずに徹底した取材によって上梓した一冊です。
皇室や華族関係について興味のある方にはお勧めです。
ごく普通の読み物としてとらえても退屈しませんし下世話な内容では
ありません。
私が本書を手にしたのは2001年ですがもう少し早くこの本の存在を知っ
ていたらと残念でなりませんでした。
みんなのうた + α
「顔」→かわいくない娘が美人の母親に整形手術がしたいと相談する歌。女の子ならこの気持ち分かる(とくに顔が悪い女の子は)。
「ママって泣き顔も綺麗だよね」と「恋がしたい」と連呼するところが好き。悲しくて辛い感じが伝わってくる。こういう子絶対いそう。サウンドもすごくあってる。
「だまって俺がついて行く」→ヒモ男が働いてくれている彼女につくす歌。ヒモ男ののんきなでも幸せそうな一日が歌われている。この人主婦みたいな生活してるな、ほんと。
「馬鹿兄弟」→ダークな内容なんだけどなんか感動する。クソガキが情けないんだけど人間味あふれたキャラ。兄が結婚式でハマショーを歌うことにしたとこがいい!「ニヤニヤしながら」の歌詞が好き。こころにぐっとくる歌です。是非聞いてほしいです。
とくに、この3曲が気に入りました。いろんなタイプの文学小説を読んでいるような気持ちになる作品です。まさに“書房”ですね。