人生がときめく片づけの魔法2
自称片づけのヘンタイ、こんまり先生の新刊です。早速読みましたが、前作よりも内容が良かった点、それは、洋服のたたみ方や押し入れの収納方法など、親切にイラスト付き♪これなら分かりやすい!!その他片づけにまつわる様々なエピソードが面白くおかしく(笑)なるほどなぁ、勉強になりました。この人は本当に片づけオタクですね!!こんまり流片づけ法は、基本、全捨て前提。ときめくモノを残し、そうでないモノを捨てる。いらないモノを探すのではなく、あくまでも、ときめくモノだけを選んでいく、というやり方です。一見非合理的に思われますがこのやり方のほうが長い目で見て自分の幸福度が上がるような気がします。私の場合、モノが少ないので部屋は片づいているのですが、ちっともときめきません。要するに部屋が片づいていても、そこに自分のときめく要素がなければ意味がないという事です。自分が好きなコトやモノは何なのか、見つめ直す良いキッカケかもしれません。この本に書いてある内容を参考に、一日も早くときめく暮らしが出来るよう頑張ります!!あと、部屋着についてですがこんまり先生は、「ときめくけど着る機会がない服」の場合は部屋着にしてOKとおっしゃってました。逆に「ときめかないけどまだ着れる服」は捨てましょう、と。自分の心にときめかないモノはこの際、お役目終了という事で全部捨ててしまって大丈夫との事。←感謝の気持ちを忘れずに!!とにかく、「頭」ではなく「心」で、「感覚」で、片づけましょう、という事です。私のように何でも理詰めで考える左脳人間にはチョット難しいかもわかりませんが…。そういう人には、あらかわ菜美先生の『モノのために家賃を払うな!』という本をオススメします。個人的には、こんまり流片づけ法は断捨離よりも良いです。そして今回も、先生の「どんなモノも持ち主の役に立ちたいと願っている」の言葉に涙。
くちびるに歌を 信長貴富 混声合唱作品集III [邦人合唱曲選集]
親しみやすい信長作品の中でも難易度の高い曲がぞろぞろとならんでいますが…やはり、コンクール全国大会常連の団体が演奏しているのでハラハラするような場面はないように思います。
収録されている全ての組曲に通じる「祈り」を見事に表現されていて、思わず感嘆してしまうこともありました。
しかし、コンクールと演奏会・公開収録の差といってしまうとなんですが…ときどきあらが目立つ部分があったのが気になりました。
素晴らしい演奏には間違いないのですが、もっと突き抜けることもできるのではないかと感じてしまうとこを見つけてしまうと途端に残念に思えてしまいます。
技術面や表現力の基礎的な部分がしっかりできている団体が揃っているだけに、おこがましいと思いながらも「あともうちょっと!!」と要求したくなる所が出てきてしまうのかもしれませんね。
スキャンドール [DVD]
秋乃桜子と盛本真理子という美巨乳二人が競演した夢のようなサスペンス?ドラマ。お風呂で二人裸でじゃれあったり、殺された先輩(近藤理枝)の犯人を捜す為、男の前で裸になったりとサービスも満天。その他にも水着あり、着替えシーンあり、SMありと内容てんこ盛りで二人のファンであれば観る事をお勧めします。
人生がときめく片づけの魔法
テレビはほとんど見ないし、主婦雑誌も買わないので、こんまりさんのことは何も知らなかったのですが、
六日前に本屋の店頭で見かけ、「これは良さそう」と購入しました。
読み終えた直後から「片付け祭り」を始め、45Lゴミ袋に古着を7つほど、まとめ終えたところです。
また、ダンボール二つ分ほど出た比較的状態の良い服は、友人が着たいと言って半分以上、持って帰ってくれました。
すでに色々なレビューが書かれていますので、自分にとってのこの本、に絞って書かせていただきます。
実は、数年前にも『ガラクタ捨てれば自分が見える』でモチベーションが急激にあがり、数週間、モノを捨て、
片付けまくったことがあります。その時は充分には捨てきれず(何しろ著者やその同世代の一人暮らしの若い女の子ではなく、
両親や先祖の遺品、さらに相続した親戚からのガラクタがまだ押入れにいくつも残っている立場ですので)、
一週間位は表面的に美しい状態を維持したものの、数年後の今は輪をかけて家中がごたごたに混乱。
結局、当事はだいぶ頑張ったのですが、全てのガラクタを整理しきれなかったのです。
また片付けたいと思っていたのですが、以前、あれだけモチベーションを上げてくれたカレンの本を再読しても、
「わかっちゃいるけどね…」という感じで身体が動かず、やる気をわかせてくれる本を求めていたところでした。
ピンと来たのは、捨てれば捨てるほどエネルギーがわいて、作業を続行する力が出るという意味の記述。
これは、カレン本の実践で経験済みなので、私にとっては正しい。
また、「触った瞬間にときめきを感じるかどうかで判断する」は、カレンの「あなたが本当に好きなもの、使っているもの」を
もっと強い表現であらわしたものと受け取れます。
それから、「場所別でなく、モノ別で」整理するという提案と具体的なその順番の記述。
「なぜこの順番が正しいと言えるのか、それはもう、片付けに半生を捧げてきた私の経験値しか言いようがありません」、
この言葉に引っかかる人もいるかも知れませんが、私は素直に実践してみることにしました
(私は素直な人間ではないのですが、試してみるのは好きなのです。プロがそこまで断言するならやってみようか、と)。
思い出の品は最後にする、はまったく正しいですし(整理の最初に手をつけたりすれば、何一つ作業は進まないでしょう)、
捨てることが終わるまで収納は考えなくて良い、行動動線と使用頻度は無視してOKも、非常に納得がいきました。
洋服の仕分けと捨てることがほぼ終わりに近付き、次に本の整理を控えているところですが、「片づけ祭り」途中の感想を。
本文中に「ときめき」「乙女」「乙女な生活」という言葉が何度も出て来るのは、やはり著者が若い女の子ならでは。
ホルモンの分泌量が減ってくる大人(老齢にならずとも)は、例えば、ときめきだらけの十代とは全く比較になりません(笑)。
つまり、素敵な物にそこまでドキドキする回数は自然と減っていき、
「あ、これってときめかないけど、しみじみ好きだなあ♪」という境地が顔を出すものなのです。渋い茶碗や陶器なんか特に。
「ちょっとときめく程度」のものは著者はあまり価値がないと思っているフシがありますが、これは年齢を重ねてみないとわからない境地じゃないかしら。
それから、まだ若く一人暮らしのせいか、キッチン用品などの記述が少ないのは、家庭料理を数人分常に作らなければならないような、
主婦の立場を経験したことがないからだと思います。ときめかなくても、邪魔でも、何種類もの鍋や人数分の食器や客用の食器、
調理道具のあれこれを捨てるわけにはいかない場合がありますからね。
あと声を出して笑ってしまったのは、部屋着について、「最悪なのは、下はジャージをはいて、上はトレーナーを着て過ごすこと」、
「ジャージ姿で過ごす女性はなぜかサボテンを置いている」という記述。だって、それは私ですから(笑)。
乙女チックで可愛い部屋着が大好きなこんまりさんは、ジャージ女が許せないのですが、私は大好きなジャージもサボテンも手放す気は全然ありません。
逆に言うと、昔から乙女チックなものは好きではなかった私には、可愛い部屋着やネグリジェは一生着たくないもの。
「若い女の子はこうあるべき」という固さは若さゆえと思いますし、あと「女性は男性以上に服装と自己イメージを同化する」は、
数年前に女性の間で大流行した岩月謙司本の読書の影響を感じますね。
色々書きましたが、私にとって一番役に立ちそうなのは「片づけの手順」と、「モノと対話してみること」。
「モノはあなたの役に立ちたがっている」などは、「モノにも心がある」という誰かの言葉を思い出したくらいで、
(私は無機物に心があるとは感じられないのですが)、そのように空想してみるのは悪くないと思います。
私の理想は、彼女と趣味がかなり違うとはいえ、雑音を減らした、くつろげる部屋を生み出すことと、維持。
それには膨大な、「思い出の品・先祖の遺品」を捨てる大作業が待っています。
劇的に人生が変わる!などという言葉には魅かれませんが、なにより片付けのやる気をだしてくれたことに感謝。
つまり、私にとってはとても有用な実用書です。
ひとつのNo!たくさんのYES! 反グロバリゼーション最前線
反グローバリゼーションを追ったドキュメンタリー的に読めば、非常によい本である。
専門書のつもりで手に取ったのだが、Zapatistaの蜂起の下りなんかは、単純に冒険ものの小説か何かを読むような気分で読んでしまいました。
しかし、他のレビュアーさんのおっしゃるとおり、訳が稚拙で、意味不明なところもしばしば。
反グローバリゼーションについての理解のために、合わせて『アンチ資本主義宣言』とか『世界社会フォーラム―帝国への挑戦』とかを読むといいのではにあかと思いました。