頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション [DVD]
大のイニDアニメファンで、実写映画が放映されてから久しいこの頃、TSUTAYAの中古ワゴンセールで置いてたので何となしに買って観てみました。
ここのレビューで原作ファンの方々の酷評を見てからだったので少し気構えて観ました。結果的には映画として上手くまとまってまして、これはこれで面白いと思います。原作とは一切切り離して、別の話と考えて観るのが無難ですね。そうすれば怒らず最後まで観られます。と思いつつも我慢出来ないので少しだけ言います。まずリョウスケが憎たらしいキャラになってた。特に文太にバトルを申し込みに来るシーンなんか腹立ちます。あと、妙に中里と仲がいいから気持ち悪いww樹の坊っちゃんぶりも見ててガッカリした(泣)頑張って自分で85を買ったあのけなげでがんばり屋さんの彼は何処へやら...池谷先輩が居ないのも何か悲しい。あと、拓海がラストシーンで新しいチームに入るのはいいが、それを決心したのはナツキが男と会ってたのを見てショックを受けて半ば勢いで入るってのがなぁーー。やぱリョウスケに対する尊敬の念を抱いててチームに入ってほしかった。しかもナツキとの仲直りもして無いし...観てるこっちとしてはもう少しすっきりして終わらせて欲しかった。最後の拓海の笑みもストーリー的には意味分からんし(汗)話の全体的に軽いノリの空気が漂ってて、これは韓国人と日本人の感性の違いなのかなと思いました。
次回作は日本人の監督で作って欲しい
八人の英雄(ヒーロー) DVD-BOX PART 2
BOX1購入後,気になりながら,買いそびれていました。
私の御贔屓の『秋三娘』も素性が分かり,ほっと安心。
ただ,もっと活躍してほしいと思いつつ,
やっぱり敵役の凛々しさが,演じた俳優さんの魅力なのかなあ。
そうそう,この作品に出合ったきっかけを思い出しました。
ネット配信のコーナーで発見。
Amazonで検索したのでした。
でもまあ,このレビューを読む人はこのページに来たわけで……。
このページに来ること自体,奇跡的なものかなあ。
インファナル・アフェアII 無間序曲 [DVD]
続編というのは一般的につまらないものが多く、この映画もあまり期待していませんでしたが、その分良い意味で期待を裏切られることになりました。この映画では若き日の2人の少年のみならず、アンソニー・ウォンやエリック・ツァンら周囲の人々の内面も掘り下げて描かれており、卓越した群像劇に仕上がっています。前作では宿命を背負ったスパイの哀しさが描かれていましたが、本作では、登場人物を翻弄し、滅ぼしてゆく「黒社会」の姿が、非常にリアルに描かれています。
黒社会は清朝末期に栄えましたが、その後も英国統治による資本主義体制の下、表と裏での勢力拡大が着実に進みました。香港の黒社会では大圏幇、新義安、14Kなどが知られますが、いずれも大陸の黒社会にはない大規模さを誇ります。その一方で大陸より緩いとは言え、中国の秘密結社特有の残忍性も併せ持ちます。この映画で邪魔者が次々に粛清されるシーンは、毛沢東が文化大革命で行った非道と瓜二つです。
香港の返還以降、黒社会の犯罪は激化の一途を辿り、同様の残忍性を持つ中国共産党と結びつく事で、表社会への勢力拡大が急速に進みました。返還当日の華やかな表の雰囲気と、多くの人が血を流し、心に傷を追う陰鬱な裏の雰囲気が、本作品では対照的に描かれています。
色々書きましたが、本作品は香港版ゴッドファーザーと呼ぶに相応しい、優れた出来栄えに仕上がっています。正義のために実の家族を裏切り続けたヤンと、叶わぬ愛のために自分自身を見失ってゆくラウ。自分の身代わりに親友が命を落としたウォン警部や、最愛の妻の死を契機に極悪人に墜ちて行くサム。彼らにもやがて哀しい結末が訪れるわけですが、それへの伏線が実に巧みに演出されており、本当に素晴らしい。続編ながら前作には決して劣らないので、まだ観ていない人は是非御覧ください。
インファナル・アフェア [DVD]
タイトルだけ読んで怒らないでください。
一作目だけは見ていましたが、NHK−BSで三作品を通してみてDVDが欲しくなりました。
財布と相談の上、迷いに迷った末一作目のみ購入しました。しかし、後悔しています。
「何で三作品のパックを買わなかったんだ、自分!」
後悔先に立たず。
二作目はともかく、三作目については一部で厳しい批評もあるらしいですが、僕は『映画はどれだけ「ウソの世界」に2時間もの間、観客を引きつけられるか』だと思っていますので、その点で言えば三作品とも十分「観客を引きつけている」のではないでしょうか。
アンディ・ラウ、トニー・レオン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、全員「男が惚れる男」です。
少し高くつくことになりましたが、そのうち二、三作目も購入することになると思います。
全作品通してお好きな方は、パックセットのレビューも参考になさって購入をご検討なされることをお勧めいたします。
頭文字<イニシャル>D THE MOVIE ブルーレイ 期間限定スペシャルプライス版 [Blu-ray]
本作の公開はほとんど日本語吹き替えで行われたようであり、プレイヤーにかけると通常は「日本語吹き替え」になる。ただ、もとは広東語なのでやはり原語+日本語字幕で観たい作品だ。まあそうすると鈴木杏の声が吹き替えになってしまうのだが(笑)。期間限定とはいえ、ソフトの価格帯はこのくらいになってくれると嬉しいなあ・・・。ブルーレイで観る峠ドリフトは、とにかくエンジン音の重低音が凄い。画質も一部甘いところがあるものの、HDらしい高精細なものだ。DVD版を持っている人も買い直す価値は十分あると思う。ちなみにDVD2枚組特別版には(無編集状態で)テンコ盛りに収録された特典映像が付いていたが、BDには一切収録なし。これは編集版でも良いので入れて欲しかった。仕方ないので、DVD本編は車用、特典映像ディスクとBDディスクをパッケージに入れている。脚本は香港らしいというか、内容的にも観るべき点は少ない。ヒロインの鈴木杏なんて、登場シーンは多いもののほとんどメインストーリーに絡まないし・・・。ゆえに本作は「峠バトル」の魅力で引っ張っている。高橋レーシングチームのカースタントはやはり凄いし、VFXの使い方も違和感はない。ラストシーンを観ると「続編」もありそうな感じだったが、アジアの興行成績も影響したのか、その声は現状聞こえて来ない。作品的には星3つです。