強殖装甲ガイバー DVD-BOX 2
過去2回アニメ化された作品であり、コアなファンはストーリーを知り尽くしているので新鮮味は感じられないでしょう。
今回のアニメ化は特撮色を抑えたせいか、過去の同タイトルと比べてアクションのキレや凝ったカット割りは残念ながら劣っており、戦闘シーンも迫力不足で爽快感に欠けているせいかヒーロー物の熱さを求める人には余りオススメ出来ない内容だと思います。
しかし、秘密結社クロノスの重圧感はシリーズ中一番再現されており、ジワジワと非日常の世界へ追い詰められていく恐怖と絶望・悲壮感はシリーズ中最高の演出で表現されており、続きが気になること請け合いです。
この緊張感を持続したまま物語を完結出来れば、シリーズ中最高傑作へと化ける事が出来るのですが、果たして…
強殖装甲ガイバー (27) (角川コミックス・エース 37-27)
今回の表紙はギュオー(元・総司令)閣下のものすごい形相と鋭い眼光。
うっかり目があっちゃった自分は思わず声出して叫んでしまいました(笑)
やはりこ〜ゆ〜インパクトある濃い悪役の衝撃復活というシュチュエーションは、
ストーリーの盛り上げ的にも非常に重要なファクターですね。
後は一刻も早く主人公たるガイバー'Tこと深町くん達との感動(いんねん)の再開を見せて欲しいものです。
その時は往年の名台詞『おはよう諸君!』にも劣らない、凄い台詞を聞かせてくれる事を激しく期待していますw
それはそーと我等のおっぱい……じゃなくてガイバー2Fの戦闘シーンは非常に魅せる出来だったと思います。
その素晴らしい戦闘センスや的確な状況判断力に加えて、まだ入手して間もない筈のユニット(強殖装甲)の武装や能力を自在かつ優雅に使いこなす様は、正にヴァルキュリア(戦女神)の名に恥じないものでしょう。
高校生だった頃の深町や巻島達が2人同時にかかったとしても、まず、勝てないでしょうね。
こんな頼れるおっぱいオネーサン、味方にしないのはすごくもったいないですw
あと、個人的に1番気になったシーンは速水さんの墓前に添えられたお線香と花束ですね。
あれ、もしかアプトムが持ってきたんだとしたら、それはそれで礼儀正しいアプトムにすげぇニヤけてしまうw
冥王計画ゼオライマー 完全版 (リュウコミックス)
ゼオライマーと言えばOVAが有名ですが、一躍ゼオライマーの名を世に知らしめたのはゲーム、スーパーロボット大戦への参戦でしょう。OVAの原作となった漫画が存在している事は知ってても、読んだこと無い、欲しいけどプレミア付いてる、そんなこんなで読む機会に恵まれなかった人、完結を望んでいた多くのファンへ、完全版コミックが発売されました。
本のカバーにしっかりと完全版と表記してあるように、未完の傑作が遂に完結です。本編への大量の加筆修正、近年月刊COMICリュウで連載された3話の最終章、巻末の設定概要は、リアルタイムで久保書店版を購入して所持している人も見る価値アリかと。
スーパーロボット大戦でのシナリオはOVA版を元に、更にマイルドなアレンジとなっていましたが、原作漫画は連載していたマンガ雑誌がレモンピープルなる青年向けだったので、内容はなかなか過激です。
OVAとの類似点や相違点を探すとキリがないのですが、次元連結システム(原作:超次元システム)の存在と運用が、恐らく一番の衝撃でしょう。「美久の子宮に次元ジョイントをセットする」というトンでもない設定なので、劇中何度も美久が裸に・・・悪人モードのマサキに氷柱まで挿入されたりと、必然的にモザイクの嵐(笑)ともあれ本気モードのゼオライマーの強さは反則です。敵を破壊ではなく消滅させたかと思えば、腕を丸ごと復元するは、果てはパイロットも復元してしまう無茶ぶり。
読み始めは古臭さを感じつつも、設定概要を含む全300ページ弱、一気に読破できるのはゼオライマーへの愛ゆえか?ロボ物好きは確保必須のマストアイテムに成りうる本書、ロボ魂が燃えますよ。
敵将の「やはりゼオライマーには白が似合う」と、美久と叫んだ「喰らい尽くせ ゼオライマー」は、名台詞に認定。
強殖装甲ガイバー (28) (角川コミックスエース)
表紙にあるとおり、本巻の見所は
ガイバーI vs ガイバーIIIです!
なぜ戦うのか?そしてギュオーの
動向も描かれており、
新刊が出るペースが遅いですが
なかなか内容が濃く楽しめました。
そして、謎のキャラクター「アポルオン」や
最後の展開も気になる終わり方で
次巻も楽しみですが、いつ出るのでしょうか…。
強殖装甲ガイバー イメージアルバム
86年に芦田豊雄氏率いるスタジオライブにより制作、わたなべひろし氏初監督作品となった最初のアニメ版ガイバー。
そのサントラが新たに再発売されたのは素直に嬉しい。
劇中歌やBGMも余すところ無く収録されており、当時の映像が甦ります。
井上あずみさんの隠れた名曲、EDに流れた『悲しみが許せない』が聴けるのもありがたい限り。
日テレ「アニメだいすき!」でも放映され、この作品から強植装甲ガイバーにハマッた人も多いはず。
良心的な価格ですし、このCDを聴いて当時を思い出してみては?