出版、エージェントの役割がよくわかる本おすすめ度
★★★★☆
現代日本では、素人が出版したくてもなかなか本が出せない
のが現実である。一方、自費出版市場は急速に伸びているが
著者と一部の版元とのトラブルも絶えない。
そのような中、この本は本を出したい人に良い指針を与えて
くれる。私が特に参考になったことは、作品には物語系と
ハウツー系があること。フィクション系作家は才能系の人
に向く。ハウツー系、ノンフィクション系、ルポ系は素人でもトライ
可能である。
才能がない者は小説などのフィクションの世界には行くべきでは
ないが、ハウツー系やルポ系なら勝算も十分ありということだ。
そういう整理がついたことで、この本に巡り会って良かった。
起業家として、著者として、憧れてしまう。おすすめ度
★★★★☆
出版プロデューサー、鬼塚流にいうと「作家の代理人」のビジネスで
ベストセラー作家を排出しているアップルシードという会社の社長の成功物語。
出版や、出版プロデユーサー業界に関心がある方、本を書きたい方には一度読んで
いただくと大変参考になる気になる話がいっぱい。
今までにないジャンルの新規事業を創造する時の成功事例としても、あらゆる
ビジネスマン、企業家にも参考になるかもしれない。
読み進んでいくときには、鬼塚さんの出版文化への、限りない愛情、野望が本当物
である事がひしひしと伝わってくる。文章は歯切れが良くて読みやすくて知的だ。結構面白く爽やかなキモチで読めた。
若い人々に読んでもらいたい。おすすめ度
★★★★★
著者の良い本の企画と新人作家発掘に対する信念、熱意が伝わってくる。鋭い思考力、そして活気に溢れた行動力には出版界に希望を感じさせてくれる。たとえ著者が持つ「知識・経験」を持つ他の人々が同じ業務をしたとしても、同じ結果が引き出せたとは思えない。著者の持つ人格と視点が、現アップルシード社の軌跡を築いてきたのだと思う。本の構成力も素晴らしい。エージェントの役割を、野球界とバスケットバール界の成功例に例えながら、明確に説明してくれている。
知りたいことが書かれていないねおすすめ度
★★★☆☆
最近は大リーグのおかげでエージェント(代理人)なる職業が脚光をあびていますが。著者は日本で作家のエージェントとしてはパイオニアであると称しています。
アメリカのスポーツ界のエージェントに関しては詳しいと自称している私としては、この人が作家からどれくらいの報酬を得ているのかということを一番に知りたいのですが、原稿料、著作権、映画化権に対するエージェントの取り分などが全く触れられていないところに大変消化不良を感じます。
情熱が生み出す迅速さと行動力おすすめ度
★★★★★
「作家のエージェント」という、日本で始まったばかりの仕事をされています。
知らないで著者が手がけた本を20冊ほど読んでいたのは驚きでした。
でも、その読んだ本を思い直してみて、分かった気がします。
私は、彼に共感を覚えていたみたいです。
人の長所を引き出し、時流とマッチングさせる仕事といっても言い過ぎではありません。
人、時代を見る目の確かさが際だっています。
著者の見る目の確かさは、短期間の中で量(二年で一万冊の本にふれる)を
やしなうことで質へと昇華していったことがよくわかります。
全ては情熱が生み出す迅速さと行動力である。
著書内で紹介されている本を読んでみたいと思ったら、
そこには著者の仕事とやり方への共感が多分にあるのではないでしょうか。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
今回の発売がすごく嬉しいです
。非常に洗練された魅力的なものになっていると思います。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。