もうスタンダードには戻れないおすすめ度
★★★★☆
低価格でスタンダード画質のFS10と最後まで迷いましたが、今後の事(周辺機器のハイビジョン化)を考えてコレにしました。ハイビジョンをスタンダード画質に落とす事は可能ですが、その逆は不可能ですしね。
<デザイン>
SDカードムービーとしてはオーソドックスな印象です。遠目にはどのメーカーの物か判別できない感じ。質感は重量を考えると多少のプラスチッキーなところは目をつぶりましょう。
<画質>
素晴らしい解像感だと思います。暗いところでのノイジーな感じは、他社のを見ていないので何とも言えませんが、感度を考えると妥当ではないでしょうか。
<操作性>
「動画/再生」の切り替えダイヤルが、ちょっと使いづらい。
<機能性>
チャプターのトリミングくらいはムービー側でできるといいな。
<バッテリー>
SDカードの録画時間も含めてですが、2時間とか1時間とか丸々撮るって事は少ないので、さほど気になりません。
結局編集して切り出すんだから、撮影時にある程度割り切ればいい事かと思っています。
<携帯性>
普段はデジタル一眼を持ち歩いてますが、予備レンズの変わりにバッグに入れておく事が出来るサイズで助かります。
<液晶>
彩度&明るさが高めです。
<音質>
あまりこだわってないので、よく分かりません。
MacBook Pro(15.4インチ:2.2GHz(MA895J/A))で使用しています。
MacOS(10.4.11)では基本は外部記憶装置としての認識です。iMovie08やFinal Cut Express 4があれば編集できるらしいのですが、所有していないのでWindowsXPで起動して付属の編集ソフトを使っています。単純にトリミングしてDVDに焼く分には困りません。
これから我が家で活躍してくれると思いますおすすめ度
★★★★★
中学生の時に買ってもらったソニーの8ミリビデオカメラ以来、約20年ぶりにビデオカメラを購入しました。
フルハイビジョンのビデオカメラで、メモリ書き込みタイプ(HDDやDVDなどモーター駆動でないタイプ)の候補として、これ以外にパナソニック(PANASONIC)のSD9も検討していたのですが、最終的にiVIS HF10の方に決定しました。重量はiVIS HF10が430g、SD9が337gとパナソニックの方が軽かったのですが、光学12倍ズーム、撮像素子の総画素数約331万画素、約0.2ルクスの暗い場所での撮影、最短撮影距離1cmなど、基本性能で勝っているようだったので、結局キヤノンの方に決定しました。
何しろ20年ぶりのビデオカメラ購入なので、最近の機種との性能比較などはできませんが、やはりデジカメのビデオ機能と比べると雲泥の差があります。
まず画質が段違いに綺麗です。光学12倍ズームで高画質なのはもちろんですが、デジタル40倍あたりでも、画質の綺麗さは保っていると思います。さすがにデジタル200倍になると、全体的にぼやっとした感じになりますが、ここまではそんなに使う機会はないと思います。ピントが合うのも早いです。
操作が容易なのもいいですね。特にマニュアルを見ないでも、普通に電源を入れてズームなども入れて撮影をすることができました。静止画撮影モード、閲覧モードなどの切り替えも分かりやすいです。ボタンの配置も直感的に分かりやすく押しやすい位置にあると思います。
パソコンへの接続も楽にできました。WindowsXPやVistaの場合には、CD-ROMを使わなくても、USB端子をつなげるだけで大容量ドライブとして認識してくれて、簡単にファイル転送ができました。動画は拡張子が".MTS"という形式になっていて、Windows Media Playerでそのまま再生することはできないのですが、うちではK-Lite(様々なコーデックを一気にインストールできます)というフリーソフトをインストールしているので、Media Playerでの閲覧も可能になっています。
ただ、バッテリーの持ちはイマイチです。本体に付属している標準バッテリーは、連続で撮影した場合、1時間程度しか持ちません。これでは子供の運動会や旅行などのイベントでは心細いです。うちではBP-819(高容量バッテリー)も購入しました。こちらのバッテリーは標準バッテリーより少々重いのですが、連続撮影でも2時間弱持ちます。何かのイベントの際には、バッテリー2本ともフル充電して挑みたいところです。
バンドルソフトがイマイチですおすすめ度
★★★☆☆
PIXELA ImageMixer3SEがアクティベーションをするため、メイン編集はPCでやっておいて、旅先ではノートPCで吸い出すみたいな使い方ができません。ちなみにアクティベーションしたPCが壊れた場合、どうしたらいいのか不明です。
録画データのPCへの保存は、USBやメモリカード経由で直接行うことも可能ですが、非常に遅いので覚悟しておいた方がいいと思います。
カメラ自体はいいできだと思うのですが、吸出し用のソフトが1台のPCにしかインストールできないというのは初めての経験で、残念な仕様としか言えません。
パナソニックSD1との比較
おすすめ度 ★★★★★
【良い点】
(1)解像感が目に見えて良くなりました。ぱっと見た目では最低1.5倍(たとえば200万画素と300万画素)くらいの
差があります。
(2)暗所ノイズはデフォルト(標準)設定ではSD1より多く感じます。コントラストが高めに設定されているのが
原因なようです。しかし、シネマモードにすることでノイズ感は劇的に少なくなり、SD1よりも目に見えて低ノイズに
なりました。
(3)AFスピードはSD1より遙かに速いようです。ただ、個人的にAFスピードは気にならない部分なので、厳密な
比較はしていません。
(4)グラデーションNDのおかげで、シャッタースピードが速くなりがちな晴天下でも適度なシャッタースピードに
設定され、映像が非常に滑らかに見えます。SD1は日中の屋外だとシャッタースピードが速くなりすぎるため、
動きのある画面ではカクカクした感じで、手ぶれしているようにも見えました。
(5)サイズが小さくなり、持ちやすくなりました。また、フィルター経が37mmと小さいため、ワイコン・テレコンも
小型のもので済みます。長時間の撮影でも疲労感が軽減されそうです。
(6)シャープネス・コントラスト・色の濃さなど、画質を細かく設定できるので、自分好みの画質に調整できそうです。
【悪い点】
(1)充電の際、本体にACアダプターをつなぐ必要があり、面倒に感じます。また、コネクタ部分の接触性があまり
良くなく、充電中に少し触れただけで充電が止まってしまいます。一方、SD1では充電器が付属しており、充電時、
本体へACアダプターを接続する必要はありませんでした。なお、HF10でも充電器は別売りされているので、別途
購入予定です。
(2)純正ワイコンにフィルター取り付け溝がありません(テレコンについては未確認)。ワイコン使用時、フィルタを
取り付けるのは難しいです。
※画質はナナオ21インチモニタで比較
結論として、(個人的に重視する)画質が圧倒的に良くなったので、それだけでも買ってよかったと思っています。