+ 難儀でござる +

難儀でござる

岩井 三四二
おすすめ度:★★★★★
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ふさいちの感想
おすすめ度 ★★★★★

 この「難儀でござる」という本は、ふさいちがはじめて読んだ三四二作品である。厳密に言うと作品ではなく、短編集を収録した本のタイトルであるが、「難儀でござる」、心に響く言葉である。



難儀な短編集!
おすすめ度 ★★★★☆

戦国時代の人間関係やら年貢のことやら
大名から庶民までの「難儀」な問題を書いた
短編集。

ハッピーエンドもあるし、その逆もある。
出てくる地名が戦国時代のものだし、会話の内容も
昔の言葉で書かれているのでちょっと読みにくい。

ただ、それを差し引いても面白かった。
成り行き上、とても難しい問題にぶつかってしまった
人々が、どのように対処していくのかを読み進めていく。

あと、新鮮だったのが、織田信長が美濃弁で
しゃべっていたことだ。大河ドラマなどでは、めっちゃ
標準語なのだがよくよく考えると確かに美濃弁の方が
歴史的に納得がいく。
岩井三四二、ちょっと面白そうな作家です。



確かに面白いけど。。。
おすすめ度 ★★★★☆

脇役の機微の話や、歴史の本流の動きの中で見落とされそうな話、思わずうなりたくなる話など、確かに面白いと思いました。 それで、星4つです。 でも、あくまでトップの話ではないので、トップになる人は、別の本を読んで欲しい気もしました。 何故なら、この本には、リーダーシップについては、書かれてないからです。 安倍総理が最近読んだ本として挙げられていたそうですが。。。



脇役の姿
おすすめ度 ★★★☆☆

 信長や秀吉を主役とすれば、脇役の人たちの姿が描かれている。期待される秘話が示されておらず、歴史の裏舞台というよりは、小品の集まりという感じだ。



おもしろい。
おすすめ度 ★★★☆☆

この人の本は今回初めて読んだのだが、至極読みやすくて好感をもった。本書には八編の短編がおさめられている。扱われている時代は戦国時代だ。この混乱を極めた時代にあって難問に直面する人々が描かれる。戦国の世とはいえ、難局に対する人間の反応というものは今も昔も変わらない。億劫なものは億劫だし怖いものは怖い。あくまでも人間としての素の反応を描こうとした作者の姿勢に大変好感をもった。小品ながら、本書は共感とユーモアをもって忘れがたい印象を与えてくれる。
中でも良かったのが「しょんべん小僧竹千代」だ。これは幼き家康の人質時代に起こった秀逸なネゴシエイト劇を描いていて読ませる。物語の結末は予想できても、その過程に醍醐味がある。なかなか印象深い作品だ。「信長を口説く七つの方法」は先帝の十三回忌を前に先立つもののない禁裏が、いまをときめく覇王信長に二百貫文出させようとする話だ。ユーモアに包まれた楽しい一編だった。その他の作品においてもそれぞれ歴史の表舞台には出てこないが興味深い出来事が描かれていて、楽しめた。



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