「理想の教室」シリーズの1冊である。映画評論家といえば私の場合、蓮実重彦なのであるが、 加藤幹郎は初めて読んだ。これが結構面白かったのですぐ吉田秀和賞受賞作である「映画とは何かを購入してしまった。それだけでなくエリック・ロメールの映画を再度見たくなった。
演出に興味のある人におすすめできるおすすめ度
★★★★★
面白かった。ヒッチコックの映画とは「外見と内実の乖離」である、とみごとに評している。ここまで単純化していながら、ヒッチコック作品から離れていない批評は読んだことがなかった。テーマ論におちいって、映画を見てなくても脚本を読んだだけで語れてしまうようなくだらない批評が多すぎるなか、これは快挙だと思う。文章も堅苦しくなく読みやすい。演出に興味のある人におすすめできる。
面白かった
おすすめ度 ★★★★★
面白かった。ヒッチコックの映画とは「外見と内実の乖離」である、とみごとに評している。ここまで単純化していながら、ヒッチコック作品から離れていない批評は読んだことがなかった。テーマ論におちいって、映画を見てなくても脚本を読んだだけで語れてしまうようなくだらない批評が多すぎるなか、これは快挙だと思う。文章も堅苦しくなく読みやすい。演出に興味のある人におすすめできる。