普段はちゃらんぽらんな洋海と、いつも強気で素直じゃない真、とても恋愛感情なんて無さそうな二人ですが、対立しながらも支え合い、過去にあった誤解が解けて、最終話の空港のシーンは最高でした。
敏腕プロデューサーおすすめ度
★★★☆☆
松嶋菜々子が敏腕プロデューサーとなって傾きかけたニュース番組を
活気付ける話。キャストが八嶋・佐々木蔵之助・パパイヤ鈴木など最近
ホットな人たちばかりでキャラ全開です。
ストーリー的には、はじめの導入二話と最後の三話以外はまったく遊び
で、緩急がはっきりとしていて、しつこさがありません。
その割には、メッセージである「報道とは?」に対する描写は緊張感があって
前半・後半それぞれ、そのメッセージの強さに感動して泣いてしまいました。
大胆な、ストーリー設定と新鮮なキャストに注目です。
概要
松嶋菜々子と福山雅治の豪華コンビで送る、テレビの報道局でおりなされる悲喜交々を描いたバックステージ・ドラマ。アメリカで報道記者として活躍していた鷹宮真(松嶋菜々子)は、日本のテレビ局から視聴率が低迷するニュース番組のてこ入れに、チーフプロデューサーとしてヘッドハンティングされる。ときを同じくして、永瀬洋海(福山雅治)がバラエティ制作部から報道に異動することに。ギクシャクとする2人には、その昔少なからぬ因縁があり…。
2大スターの初共演が、ドラマをキラキラと輝かせている。とりわけ、永瀬を演じる福山雅治の硬軟取り混ぜた演技が楽しい。シリアスとコミカルの切り替えが、実に小気味よく決まっている。視聴率至上主義を打ち出す鷹宮のスタンスが中途半端で、各話ごとの出来ばえには若干のムラがあるものの、脇を固めた出演陣のコンスタントな好演と軽快な演出により、飽きることなく気軽に楽しめるドラマに仕上がっている。(麻生結一)