さらば、ホンダF1―最強軍団はなぜ自壊したのか? (SHUEISHA PB SERIES)
本書と「鈴木亜久里の挫折―F1チーム破綻の真実 (文春文庫)(赤井邦彦著)」を読めば、10年間ホンダファンがみな抱いていた違和感の原因を知ることが出来るでしょう。
よく調べられており、ドキュメンタリーとしては良い作品であると思います。
F1を愛し、ホンダを愛していたが故に、裏切られた著者の悔しさ、やるせなさもよく伝わり共感を覚えます。
ただ残念なのは全編にわたってホンダの組織批判を展開しておりますが、著者を含めたジャーナリズムの責任についてはほとんど触れられていないことです。
他の読者も書いておられますが、「問題は意識しながら、琢磨で盛り上がるF1人気に水はさせなかった」というくだりは最低ですね。
要するに水をさした記事は売れないし、情報ソースを失いかねずおまんま食い上げになってしまうと言うことなのではないでしょうか。
言い訳がましく、これでは著者の言う贔屓目の報告をする、ミスは誰かのせいにするホンダのスタッフがやってきた事となんら変わらないのでは?
F1ジャーナリストを標榜するならば、著者は遅くとも本書のようなものはSAF1発足時には発表すべきだったのではないでしょうか。
ホンダのF1強硬派が消極派を押さえる為にリークしている情報にまんまとのせられ(あるいは確信犯的にのった)、ホンダを追い込み、社内の迷走に拍車をかけたメディアの責任は、巻末近くの「ホンダの姿を戦時報道によって支えてきた我々メディアの責任も大きいと思う」の一文では済まされないと思います。
多少の不愉快さは感じるものの、「なぜ?」に対するひとつの答えがあり、ホンダファンの方(または「だった」方)にとって1000円は高くないと思いますよ。
1/20 F-1 GP-1 フェラーリ126 C2 1982 サンマリノGP
製作しましたが、完成まで早かったです。ボディー形状は色々賛否ありますが、
タミヤ以外から1/20F1キットを発売したフジミに拍手したいと思います。
1/20 グランプリシリーズ No.38 マクラーレン Honda MP4/6 前期型 サンマリノGP 1991
タイトルどおり、V12エンジンを細かく再現したキットと言えるのですが、60くらいのパーツで構成されるエンジンは、すべて銀メッキ・・・・・。
指定色は、セミグロスブラックと黒鉄色・・・メッキのメリットは何だったのでしょう。
メッキは漂白剤(水で薄めたキッチンハイターでOK)に着けておくと2時間くらいで綺麗に落ちます。
驚いたのは、ブレーキ・・・ディスクがタイヤと一緒に回るんです。1/20なのにスゴイと思いました。
1/20でここまでの設計を施したメーカーさんの努力は賞賛に値するという結論です。
加えて、セナのマシンが今作れるのはうれしい限りです。20年以上前、夜更かししてF1中継を見ていた青年はもう40半ばですね。
趣味に使えるお金はあるけれど、時間がないって感じの人が多いだろうなー。
当然にしてタバコデカールがないとしっくりこないから、別売りの送料タップリ取るお店から購入ってことになるとそれが2000円超で
あわせて5000-6000円のモデルってことですね。ダイキャストは味気ないから、これがいい。
総合的には良いキットと言えると思います。
サンダーバード・GO!
60年代中期以降、TVで再放送を繰り返しているTV版サンダーバードと映画版のサウンドトラック。ファン、必須のアイテムというばかりでなく、交響曲としてサンダーバード・テーマは、聞くに値します。テレビの番組の機動力のシーンでは頻繁に使われている音楽関係者には絶対に必要なモチーフを持っています。ジェリー&シルビア・アンダーソンの代表作品で、ジェリーの他のシリーズにももちいられている貴重なCDです。なお、クリフ&シャドーズのプレミアム曲「シューティング・スターズ」が入っています。
フェラーリ,フェラーリ!~1990F-1サンマリノGP
F1グランプリ中継を観たことがある人が聴けばサーキットのイメージが湧くと思います。近年F1中継を観ていなかった私は、何だか懐かしいワクワクした感じになりました。しかし熱狂的フェラーリファンの心をくすぐるようなタイトルに魅かれて買った私には、フェラーリのエンジンサウンドが少なくてちょっとがっかりしました。もっとフェラーリのF1マシンのエキゾーストノートが聴きたかったです。