はだしのゲン [DVD]
この作品に対して「地獄画図」「トラウマになる」などの声もありますが、こうゆうことが本当にあっんだから、どうゆう形であれ悲劇を確実に伝えていくべきなのではないでしょうか。トラウマになるからこそ戦争撲滅につながるのではないだろうか。
ジロがゆく 3 完全版 (宙コミック文庫 漢文庫シリーズ)
驚きました。
なんとこの本では、ブロンズ社選集に収められた「さすらい」(総ページ数166)と、
その基になった「連作/十二色のさすらい」雑誌掲載版(高二コース1972年4月号から
1973年3月号、総ページ数250)の2つを併録しています。
編集者コラムの下記文章が、この単行本の存在意義を言い表しています。
>失われた84ページを復刻する旅は、さながら70年代への回帰でもあった。
>作品の今日性を保つために真崎・守が再構築した世界をあえて突き崩したのは
>オリジナル版が持つ問題意識を見てもらいたかったからにほかならない。
1972年の真崎・守と1979年の真崎守、二つの世界を対照できる逸品と言えましょう。
共犯幻想 上―ワイド版
まずは、伝説の名作が大版サイズで復刻されたことに対し、出版社及び編集者の情熱と
尽力に謝意と敬意を表したい。
この作品は、形の上では70年安保時の学生運動を題材にしているように見えながら、
実は徹底的に個人を問い詰めた物語である。
主人公である4人の高校生はバリケードの中で、これまでの自分の生き様を自らと仲間
(=共犯者)たちに問う。
なぜ、自分はここにいるのか。
なぜ、この4人が(バリケード内に)残ったのか。
闘うきっかけは何でも良かった(安保闘争である必要はなかった)
彼らは通過儀礼として(社会ではなく自分自身と)闘わなければならなかったのだ。
閉塞も解放も全て自分の中にある。
痛々しいほどの生がそこにある。
巻末に、真崎守と(アシスタントだった)宮西計三による、連載当時を振り返っての対談
(5ページ、解説含めて4000字程度、写真付き)が収録されています。
はだしのゲン 2 [DVD]
夏にドラマ化されると知り、久しぶりにDVDで見ました。初めて見た時は凄惨な光景の余り、途中で見るのをやめてしまいました。
しかし、改めて見ると家族愛が重点的に描かれていて、初めて見た時よりは見れました。
この作品は、原爆の恐ろしさを知ることのできる数少ない作品です。幅広い世代に見て欲しいと思います。