スポーツ代理人の実状を冷静に描き出すおすすめ度
★★★★★
「ショウ・ミー・ザ・マネー」(金をもってこい、金を見せろ)という刺激的な題名が付けられているが、内容は体系的で緻密。アメリカでスポーツ関連の諸法規を修学した、日本でも数少ないスポーツ法の専門家である著者が、アメリカにおける判例を元にスポーツ代理人の誕生から発展の過程を丹念に描き出している。本書は、日本語で読めるスポーツ代理人関連の書籍としては現在のところ最高水準にある一冊といえよう。
日本では代理人というと「選手の年俸を吊り上げる」、「チームのことを考えないで顧客の要求ばかり押し通す」といった受け止め方をされることが多い。本書は、そのような印象の土台となった代理人の負の側面を具体的な事例をもとに説明するとともに、「交渉の専門家である代理人が経営者塊??から送られる専門家を相手にする」という代理人制度のもつ積極的な意義も理論的に説明する。
終章での、「日本にも代理人制度が導入されたがスポーツ法実務に精通した人材が不足する現状では、円滑な制度の運営はおぼつかない、積極的に他国の辞令に当たるべきだ」という主旨の指摘は、慧眼というべきだろう。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
!いや~、ほんと(・∀・)イイ!久々に良い買いモンをしました。
買って良かったと思います。