21
前作は「19歳でこの落ち着きか…」と驚かされましたが、今回はさらに力強く大胆にパワーアップしたアデルの歌声、サウンドが楽しめます。とても濃くて面白い内容。
証拠に、このアルバム21は全米、全英共に1位を獲得済み。全米では今のところ今年一番売れているアルバムとなっています。
全英2位獲得のRolling In The Deep(ビルボード5/7付の現在全米でも2位まで上昇中!)は、すこしダンステイストに、そして悲劇的なムード漂う音の中でアデルのソウルフル且つスモーキーな歌い叫びが胸にガツンときます。
そして全英1位の、切ない歌詞を歌い上げる緩やかな歌声とピアノがきれいに重なり合ったSomeone Like Youも美しいバラード。ラジオでかかるたびにうっとりとしています。
Rumor Has Itなどのキャッチーでノリのよい楽曲も面白いです。
アルバムの印象としては、前作がシンプルな楽器や楽曲構成で紡がれた、落ち着きを重視した肩の力を抜いたアルバムとすれば、今作は一曲一曲に力のこもった、よりラウドで重みのあるマッチョなアルバム…という感じでしょうか。
最近ではシンセを多様した、結局サウンド重視で誰が歌っても同じじゃないかと思ってしまうようなクラブ向けの楽曲(個人的にはそういうのも好きですが)ばかりがチャート入りしていますが、こういう味があって昔ながらの精神を持った良質な歌が売れていると、あぁ、流行ってる音だけが音楽業界じゃないんだなぁとなんだか嬉しくなります。
アデルだけの声、そしてアデルにしか見合わないような音がある。とても素晴らしい実力派シンガーです。
グラミー賞グレイテストヒッツ! VOL.2 [DVD]
私はマイケルジャクソン目当てで購入しましたが、
他のアーティストの曲もいくつか聴いた事がありました。
そしてお目当てのマイケルですが、曲は
THE WAY YOU MAKE ME FEELとMAN IN THE MIRRORです。
いつものように、身体全体で歌を表現してくれます☆
MAN...ではマイケルお得意のスピンが見れますよ~。オススメ!
DVDの最後に受賞コメントが一通り流れますが、
そこで8部門を受賞した時のスリラー期のマイケルが見れます。
「8部門を受賞する事が出来たら、サングラスを外そうと思っていました」
あの高くて細い声でそう言った後、本当にサングラスを外しますが、
その時の照れくさそうな仕草がかなり可愛いです(笑)
彼のパフォーマンス姿を見るにもオススメのDVDですが、
最後のコメントシーンだけでも私は満足です♪
バービー シンディー・ローパー ドール R4460
永遠のガール,シンディ・ローパー。
今回,彼女の代表曲「Girls Just Want to Have Fun」のPVスタイルで,
ドール化された訳ですが,権利上の問題からか,良く見てみるPV時と,
アクセサリー類が,微妙に変更されていたり,ディフォルメされていたり
します。
ただ,ドールの祖たるバービーを生み出した,マテルだけあって,アクセ
サリーの作りの繊細さ,それに服の縫製など,どこを取っても他メーカー
の追随を許さない高い品質度を維持しています。
顔の造形については,シンディーの特徴とも言うべき,可愛らしくも凛と
した瞳,柔らかい頬のラインが,上手く再現されており,これならファンも
納得の行く出来だと思います。
また,かの個性的な髪型も遊び毛が見られるものの,このサイズで良く
頑張ったと,十分褒められるレベルであり,所謂,著名人のドールとして
は,総合的に見ても,かなり高い位置にあると言えます。
そして何より,マテルがシンディー・ローパーと言う稀代の歌姫を今,こう
した形で立体化してくれた,その事を大きく評価したいと思います。
Toto IV
このアルバムが出た当時はカセットテープで聴きまくってましたが、今回このSACDを聴いて改めて彼らのテクニックに脱帽。
特にドラムの音のベールが剥け、ポーカロのテクのすばらしさを再確認できました。
ロザーナAメロのハイハットが2拍3連だったなんて、みなさん知ってました?
ヒットマン デヴィッド・フォスター自伝 (P‐Vine BOOKs)
デヴィッド・フォスターの仕事というと中年層は「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」から1980年代前半の音楽が思い浮かぶ。日本でもこの時代はフォスター風のアレンジが席巻していた。この本ではその時代の話ももちろん出てくるが、その間に作られた「売れなかったが今でもマニアの間で人気がある作品」についてはほとんど触れられていない。もちろんそんな話にページを割くより、大物との話の方が大切なのは分かる。でも、読みたいのは今やマニアの間で名盤扱いされているマイナーな作品の方だ。一般の音楽ファンが読むには良いが、マニアックな作品のことが書いてあると期待して買わないほうが良いでしょう。それと、この手の本では、クラプトンの自伝も女性関係について大きくページを割いていたが、この本も同じ。その手の話は興味がないので個人的にはその辺の話はさらりと斜め読みでスルーしました。アメリカ人はミュージシャンの芸能スキャンダルみたいなのが好きなのだろうか?単純に作品の製作過程とか裏話とかそっちの方をもっと沢山書いて欲しかった、残念。