会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
すごく、人間味のある良い本です。ただ、個人的にはエンディングに甘さを感じたので、今後の期待をこめて、あえて、4ツ星にしました。
社命で急遽マグロ船に乗ることになった若手社員が漁師の言葉から、人生を学ぶという物語の展開なのですが、書籍の作り方としては、このアイディアも面白いと思いました。
たとえばこんな漁師の奥の深い言葉が随所に出てきます
「それは、斎藤がボケちょるんど。『毎日がつらいです』なんぞ、毎日メシが食えるているやつが言うかい!世界には、メシが食えん人らが大勢いるんど」
など。
あえて、方言をそのまま使っているところなんか、好きですねぇ〜
とにかく、元気になれ、勇気を与えてくれるます。
メンタル的に疲れている方に良薬となるでしょう。
一天地六の法則著者
自分の居場所のみつけかた
『神さま私にお与えください
変えられないものを受け入れるおちつきを
変えられるものを変える勇気を
そして、この二つを見分ける賢さを 』
これは、この本で紹介されている
祈りの言葉(セレ二ティ・プレイアー)。
ココロに響きますよね。
ヒトは誰でも自分の居場所を探しています。
ちゃんと健全なココロを育てることができたヒトは
安堵できて自分らしさを発揮できる場所を
見つけられているのよね。
でも、探し続けてるヒトもいる。
この本では、いじめ、ニート、負け犬、ひきこもり、犯罪、、、
様々な立場のヒトたち夫々の、
居場所を求めるココロの動きを分析しています。
摂食障害にも触れています。
過食症は真の悩みに直面できないから過食症になっている。
彼らは目立ちたがり屋で、理想の母を求めてる。
「かなりみっともない」
斉藤先生の辛辣な言葉に、さるきちグサリ。
でも、そうなのかも。過食は甘えなのかもね。
過食する自分に悩んでいるうちは、
自分だけの世界に浸って、悲劇のヒロイン演じてるにすぎないのかも。
それって、確かに、「かなりみっともない」。
過食の衝動を抑えられない自分がみっともない、と
言っているのではないと思います。
過食嘔吐は脳の問題なので、
意志の力で止められるものではないからです。
斉藤先生が言いたいのは、
過食の裏にある真の問題が何であるかを考え、
それを解決するにはどうしたら良いか考えることが大切である。
さるきちは、そう解釈しました。
そうすれば、居場所は見つかるんじゃないでしょうか。
そして案外ね、
今立っている場所が、自分の居場所であったりするものです。
映画とかドラマとかでもそうでしょう?
私が本当に好きなのは、ずっとそばにいてくれたアナタだったのね!みたいな。
本の後半では、ココロの居場所と愛する能力について、
居場所探しを続けやっとたどり着いたヒトたちの
体験談が紹介されています。
インドの石ころになったVさんとか。
自信の自動販売機とか。
こちらも興味深いです。
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斎藤一人氏が初めてと言う方でも読み易いのではないでしょうか。これまでそれなりに著者の本を読んできましたが、一番今風といいますかしっくりくる書籍でした。
20代〜30代の若者(?)が読んでも問題ないのではないかと思います。なによりユーモアたっぷりですしね。