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絲山秋子 ウィキペディア

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ラジ&ピース
ラジ&ピース
久々の単行本。

地方FM局のDJのラジオパーソナリティとしての側面と、またしてもまたしてものイトヤマ的造形な対人バリア張りまくりのそのパラレル。

いいねえ、ベリークールな地方都市小説。特に女医の沢音さんはかっこいい。男気あふれていいます。

最近低調だったけど、これは非常によくまとまっていて、いい小説。




袋小路の男 (講談社文庫 い 113-2)
袋小路の男 (講談社文庫 い 113-2)
 絲山秋子の小説にはステレオタイプな男女関係が一切出てこないから、良い意味で小説としての期待を裏切るし、セックスレスな現代(いま)を感じさせる。本作も、高校から20年近く、手をつないだことさえない小田切孝くんと大谷日向子さんの関係が綴られている。当初は大谷さんの一方的な憧れ、片思いってあたりと、セックスを抜き取ったメルヘンチックなその関係は、チッチとサリーすら思わせるほのぼのさである。セックスに縛られない男女関係というのが、これほどストレスのない、持続的な関係を生むのかという発見がある。小田切さんと大谷さんの、まさにone to oneの関係以外に、ほとんど他者が介在してこないという手法も、最近の人間関係が錯綜する小説の中にあってはかえって新鮮である。このシリーズ「袋小路の男」「小田切孝の言い分」はまだまだ読んでみたい。
 独身の叔父と中学生の姪が文通でやりとりする「アーリオ オーリオ」も、ある意味、セックスの介在しない男女関係であり、これも読んでいて、ほのぼのと楽しい作品だった。




ニート (角川文庫 い 63-2)
ニート (角川文庫 い 63-2)
作者の世界観がよく判る短編集。しかしながら本短編集は現代を表しているものでは無いと思う。表題がニートだし、希薄な人間関係があるだけ、みたいな捉えられ方をして、『「現代の生のかたち」を切り取った、珠玉の五編』(帯より)なんて書かれる作品ではないのです。作品にあるのは、ただただ現代は色んな人がいるけど、こんな人達もいる、てなことなんだと思う。本作が現代社会を著していないのは、なぜなら、登場してくる人物も現実世界で出会わないからである。ほんとバーチャルな人々なのである。(へたれを除く)世の中にこんな人々がいるのはわかる。でもそこを取り出して、社会の縮図なんて言い方をするのはオカシイ、のです。本作はあくまで「社会」ではなく、「物語」として読み、ただ作者の世界観に潜り込むだけで、珠玉な時間を味わうことができるのです。
それにしても、「ベル・エポック」で引越しの荷物の中から、女の子の今後を読み取ってしまうシーン(必読)なんかは、私の心は揺さぶるほどの衝撃をうけました。凄すぎです。





やわらかい生活 スペシャル・エディション
やわらかい生活 スペシャル・エディション
両親と親友の死をきっかけに躁鬱病になった優子は、それまでに輝かしいキャリアを捨てて、東京・蒲田に引っ越してきた。お気に入りの街での気ままな独り暮らしは、彼女の心を解きほぐしたが、大学時代の友人との再会、従兄弟の上京、繊細なチンピラ、痴漢されて知り合った男との逢瀬などが、彼女の心をときどきざわめかせる…。
寺島しのぶが、『ヴァイブレータ』の廣木隆一監督と再び組んだ人間ドラマ。大切な人の死によって、人生をドロップアウトした女性が、マイペースかつ手さぐりで生きる姿を、リアルに映し出した作品。まさにヒロイン優子の人生を生きた寺島しのぶが素晴らしく、ヒロインの心の傷が痛いほどひしひしと伝わってくる。またやさしいダメ男を演じた豊川悦司ほか、松岡俊介、田口トモロヲ、妻夫木聡など魅力的な男優たちと、舞台となった蒲田の街の素朴な味わいにひきつけられる女性映画の傑作だ。原作は芥川賞作家・絲山秋子の『イッツ・オンリー・トーク』。(斎藤 香)






もしもこんな 絲山秋子 がいたら・・・


人気急上昇中の清純派アイドル 絲山秋子。約1年ぶりとなる新曲をシングル・リリースする
「歳を重ねて大人になっても純粋に人を好きになる心を持っている人、まっすぐな言葉を相手に投げかけることのできる男性に僕自身なっていきたいという思いがあります。」

ほえ~。ということはこれを頭に置いて言ってたのかな?

『 恋に肩をたたかれた時には、常日頃は詩的な調べに耳をかさないような男でさえ詩人になるのだ。 』( プラトン )

どういう意味やねん^^;

絲山秋子『イッツ・オンリー・トーク』文春文庫
Bc1.

ラジ&ピース(絲山秋子) - 読売新聞読書欄
ラジ&ピース, ラジ&ピース (2008/07/31) 絲山 秋子 商品詳細を見る. ラジ&ピースは2008年9月17日読売新聞(夕刊)にて「中年にさしかかった女性DJの心の機微を描く秀作」として紹介。

絲山秋子のオールタイムベストテン
書いているのは絲山秋子。 カウントダウンしつつ、記事の中から気になった文をちょっと引用してみる。 10位『井伏鱒二対談集』新潮社。 「井伏鱒二最晩年に作られたこのすばらしい本を絶版にした新潮社を、私は少しだけ恨んでいる。」 ...

絲山秋子『ニート』。
「キミにはニートのほうが向いている。似合わないスーツを着るよりも。」 元ニートの「私」と現ニートの「キミ」との奇妙な同棲生活。婚約者を亡くした女と、その友達との最後の別れ。「へたれ男」が魅了された蛙語の詩…計5篇。 200712000222.jpg ...

[仕事の記録]絲山秋子『ラジ&ピース』の書評
ラジ&ピース 作者: 絲山秋子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2008/07/31 メディア: 単行本 絲山秋子『ラジ&ピース』/「ラブ」と「ピース」を切り離せ! を書きました。 『文學界』2008年10月号です。

「ラジ&ピース」(絲山秋子)
●「ラジ&ピース」(絲山秋子) 昔、つっても2000年前後、ラジオの投稿オタクだった時代がある。 フリーになりたてで、結構仕事もヒマで、ラジオにぽつぽつ投稿したら、これが意外とよく読まれる。 特にお気に入りだった番組は、TFMの午後2 ...

『ラジ&ピース』絲山秋子
【内容情報】(「BOOK」データベースより)彼女の心は、何も入っていない冷蔵庫のようにしんと冷えていた―。それでも電波は、必ずラジオを見つけて鳴ら...

ケチなどらえもん
時折、起きてるフリをしながら、結局14時まで寝てしまった。 最後の夢はどらえもんが出てきたんだけど、世界が恐竜に占領されようとしているという状況なのに、やけにポケットの中身を出し渋る奴だった。 今日は...

やまみ さんのレビュー
働くの好きじゃないことに気づいたときに、手にしてしまった本。表題作「ニート」を読んで、まるでそう遠くはない未来の自分を見ているようでした。もちろん、男の方。それから、この文庫本の見所は、巻末の解説です。「ベル・エポック」の解説。 ...

絲山秋子 スモールトーク
「時々死にたくなるんだよね」 ばかじゃないの。ばかな上に不用意だ。 「氾濫した川...

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deuter | 炎の闘球児 ドッジ弾平