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やわらかい生活 スペシャル・エディション

廣木隆一
おすすめ度:★★★★★
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ユルさがいい
おすすめ度 ★★★★☆

絶望的だと思った。
物語の進み方からどういう終わり方落ち着かせ方で終わるのかと思いながらみてたけど。
なんとも救いようない物語だ。

初め主人公のユルさがいいなと思った。
セリフがとてもストレートな気持ちを表現していて飾らない良さってのを感じた。



躁鬱病のリアルな描写
おすすめ度 ★★★★☆

冒頭に映し出される現実を二歩も三歩も引いたところから俯瞰したいるような主人公の描写はリアル。彼女の抱えている病気についてすぐ説明があるわけだけれど、なるほどまさにあんな感じの日常の過ごし方は実によくわかる。

『ヴァイブレータ』と同じ監督だというけど、寺島しのぶは相変わらず感情の起伏というか襞というかを見事に演じてしまうから凄い。普通の健康な人間なら絶対に演じられない役柄だとも思うけど、そこは名門がなせる女優の血か、それとも女優という職業が抱える病理がなさしめるのか。

寺島しのぶがもう少し万人受けする顔であれば、TVの連ドラももう少しヒットしているんだろうに。



作品としての存在価値
おすすめ度 ★★★☆☆

寺島しのぶに期待して、観た。
しかし、観終えてみて、観る価値があったと言い切る自信がない。
つまりは、「別に観なくてもよかったかな」という感想。
出演者の方々は、一人ひとり、みな素晴らしかった。
だけど、観る価値、つくる価値、作品としての存在価値、それはどこにあったのだろう。
ほかのレビュアーの方も書かれているが、私も、「やわらかい生活」というよりは、「ぬるい生活」「ゆるい生活」、もしくは「だるい生活」が正しいように思う。
いろいろなものを抱えながら、社会の片隅でひっそり生きている人たちの、他人には計り知れない苦悩や、やるせなさ、また、そんな中で必死に見出そうとする喜びなどを描き出したかったのかもしれないが、正直、あまり伝わってくるものがなかった。
残念だ。
その中で、一点、心が動いたのは、妻夫木聡の演じるヤクザを巡るエピソード。
「ああ、やっぱりヤクザなんて、なるもんじゃないな」と、強く感じさせられた。
それが、この映画を観ていちばん強く感じた点なのである。


概要
両親と親友の死をきっかけに躁鬱病になった優子は、それまでに輝かしいキャリアを捨てて、東京・蒲田に引っ越してきた。お気に入りの街での気ままな独り暮らしは、彼女の心を解きほぐしたが、大学時代の友人との再会、従兄弟の上京、繊細なチンピラ、痴漢されて知り合った男との逢瀬などが、彼女の心をときどきざわめかせる…。
寺島しのぶが、『ヴァイブレータ』の廣木隆一監督と再び組んだ人間ドラマ。大切な人の死によって、人生をドロップアウトした女性が、マイペースかつ手さぐりで生きる姿を、リアルに映し出した作品。まさにヒロイン優子の人生を生きた寺島しのぶが素晴らしく、ヒロインの心の傷が痛いほどひしひしと伝わってくる。またやさしいダメ男を演じた豊川悦司ほか、松岡俊介、田口トモロヲ、妻夫木聡など魅力的な男優たちと、舞台となった蒲田の街の素朴な味わいにひきつけられる女性映画の傑作だ。原作は芥川賞作家・絲山秋子の『イッツ・オンリー・トーク』。(斎藤 香)

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