何かに載ってたダイジェストが面白かったので買ったんですが、ダイジェストと違って日記や電報などで話が構成されているので小学生だったその当時は読むのかなりきつかったです。今では好きなんですがやっぱり長すぎるとも思います。その後観たハマー版の吸血鬼ドラキュラもだいぶ違う作品になってるなって思いました。もしハマー版のドラキュラを観て面白いと思って原作読もうと思ってる人はほとんど別物なのでちょっとキツいかもしれません。ヘルシングもそんなに活躍するわけじゃないです。
まさに「ドラキュラ」の原点(原典)おすすめ度
★★★★☆
まさに「ドラキュラ」の原点です。
なぜ「吸血鬼」の原点と表現しなかったかというと、「吸血鬼」自体は本書が執筆される以前から、伝説などで存在していました。
ですが、後に映画をはじめとする各種メディアでの「吸血鬼」や「ドラキュラ」は、まさしくここから始まったのだと言えると思います。
ドラキュラの名前を知らない方は、誰もいないと思います。しかし、ドラキュラの起源を知っている方はかなり少ないと思います。
吸血鬼ものやドラキュラものの映画や各種作品を続けて読みたい、と思われた方は、その前に原点を本書で確認することをお奨めします。
吸血鬼ドラキュラ=太陽に弱い、というのが世間の常識ですが、原点となる本書では、ドラキュラは真昼間から歩いています。それだけでも個人的には衝撃でした(ちなみに、90年代に作られたドラキュラの映画は、これを正しく反映してました)。
訳が古いので、ちょっと読みにくいかもしれませんが。
私の読み方おすすめ度
★★★★★
ドラキュラ物の原点中の原点であるこの作品。物語の本質はドラキュラの恐ろしさではない。
未知の脅威を前にしても人間は地に足をつけて誠実に、そして前向きに対処しなければならない。
そして人間という無力な存在の底力が発揮されるとき神は決して人間を見放さない。
これはホラーではなく人間賛歌の物語である。
登場人物の心理描写が丁寧なので物語の展開が遅い。
そこがこの小説のよいところ。
すばらしい
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。値段の割には上出来。
買って良かったと思います。